〜
1月26日
6月22日(月)配信
先週(6月15日〜6月21日)は、がん免疫治療薬の特許使用料の支払いを求めて、京都大学の本庶佑特別教授が小野薬品工業を提訴したニュースなどが伝わった。
がん免疫治療薬の特許使用料をめぐって京都大学の本庶佑特別教授と小野薬品工業が対立している問題で、複数のメディアは19日、本庶氏側が約226億円の分配金などの支払いを求めて小野薬品を大阪地裁に提訴したと伝えた。
本庶氏が小野薬品に支払いを求めるのは、オプジーボの類似薬を販売する米製薬大手メルクから小野薬品が受け取っている特許使用料の分配金の一部。小野薬品は過去にメルクをオプジーボの特許権侵害で訴え、その際に本庶氏の協力を得て巨額の使用料を得る内容で和解した。各報道によると、本庶氏はその際に小野薬品側が受け取る金額の40%を支払う約束を同社と口頭で交わしたが、和解が成立した後、実際にはそれよりもはるかに少ない1%を支払うとの通知を受けたと主張している。小野薬品からこれまで支払われた1%分については法務局に供託されているが、今回、小野薬品側に対して本庶氏は残りの39%分を求めているという。
18日付朝日新聞などによると、本庶氏が提訴に踏み切る前日の18日、小野薬品の相良暁社長は株主総会で、「我々の正当性を司法の場で堂々と主張する」と話していたという。
本庶氏はオプジーボの開発につながる物質の研究で成果を出し、小野薬品と共同でオプジーボを開発、共同で特許を取得した。両者は2006年に特許料の支払いについて契約を結んだが、2011年から支払い配分の見直しに向けて交渉を続けていた。
【参照ソース・ニュース】
時事通信は16日付で、自民党の競争政策調査会が、新興企業やフリーランスの保護に向け、その知的財産権が一方的に大企業に帰属するのを防ぐため、政府に契約書のモデルや独占禁止法の考え方などをまとめたガイドラインを示すよう求める提言案などをまとめたと報じた。今後、正式決定し、政府が今夏にまとめる「骨太の方針」に反映させる考えだという。
【参照ソース・ニュース】
複数の報道によると、ソフトバンク元社員が機密情報を漏洩し不正競争防止法違反罪に問われた事件の初公判が16日、東京地裁で開かれ、被告の元社員は起訴内容を認めた。同被告は、2019年2月と3月の2回にわたり、会社のサーバーから通信設備にかかわる秘密情報を不正に入手した疑いがもたれていた。
同日付日本経済新聞によると、検察側は同被告がソフトバンクの秘密情報を2回ロシア側に渡し、報酬として計40万円を受け取ったと指摘。懲役2年、罰金100万円を求刑したという。
【参照ソース・ニュース】
豪州政府がグーグルやフェイスブックなどのいわゆる「プラットフォーマー」に対し、インターネット上で報道機関のニュースを使用した際に使用料を支払うよう求めていた問題をめぐり、複数の海外メディアは16日、フェイスブックが支払いを拒否する姿勢を示したと報じた。
【参照ソース・ニュース】
こんな記事も読まれています