ホーム > 知財人材インタビュー企画 > 元特許庁審査官補 弁理士 安高史朗さん
成田 さて、ここからは番外編ということで、気楽に話してください。
安高 はい(笑)
成田 まず審査官補時代の仕事について聞きたいのですが、「人の発明にケチをつける」のがキツかったとおっしゃっていましたよね。
安高 はい。そういう面もあると。
成田 審査官がそんなふうに感じているとは思いもしませんでした。審査官補ということでしたが、出願人や代理人と電話や面接で直接やり取りもしていたのですか? というのは、私の場合、拒絶理由通知をもらうと、まず審査官に電話して話をするのですが。
安高 はい。電話対応や面接もしていましたよ。でも、電話をしてくる人っていうのは極めて稀ですよ。
成田 そうなんですか。やっぱり拒絶理由通知と意見書だけのやりとりが主流ですか?
安高 はい、通常はそうです。
成田 うーん、ビジネスのセンスからしたら、考えや判断を変えてもらいたい相手とは直接話しをしますよね。書面だけで対立構造を作って「いざ勝負!」とか、絶対にありえない(笑)。 自分はこの業界に入ったときに、そこが解せなくて。何でそんなやり方をするのか本当に不思議でして。「拒絶理由通知との対話」ではなくて「審査官との対話」でしょ?って思うのですが。
安高 伝統的にそういう文化なのだと思います。最近はそうでもないかもしれませんが、審査官が補正案を示唆するのもタブー視されていた面もあったように思います。だから、拒絶理由通知の細かい言葉使いから読み取ってくれと。
成田 そうなんですか。直接話してくれる出願人や代理人が多かったら、安高さんもしんどくなかったかもしれませんね。
安高 そうかもしれませんね。
成田 審査官って、出願人や代理人の立場からすると、ともすると嫌な存在なのですが、審査官も仕事ですものね。
安高 はい、そう思って接して頂けると。
成田 審査官殿の判断には「 到 底 承 服 で き な い っ ! 」
安高 そんなこと言わないでくださいよ~(笑)
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