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5月11日
4月21日(月)配信
先週(4月14日〜4月20日)は、美術コンクールなどの応募要領にみられる、入選作品の著作権譲渡などを求める規定は不適切だとする声明文を美術分野の関連8団体が発表したニュースなどが報じられた。
美術作品のコンクール等の応募要領に、応募者に対して入選作品の著作権を主催者に譲渡させたり、著作者人格権の不行使を約束させる規定を設けることは不要であり、不適切だ――。日本美術著作権連合など美術関係の一般社団法人8団体は4月14日、コンクールの主催者に対し応募者の権利を尊重する応募要領を定めるよう求める声明文を発表した。
声明文を発表したのは、日本美術家連盟、日本グラフィックデザイン協会、日本児童出版美術家連盟、東京イラストレーターズ・ソサエティ、日本図書設計家協会、日本出版美術家連盟、日本理科美術協会の8団体。
コンクールの応募要領には、著作権の譲渡や著作者人格権の不行使を求める規定が入れられているケースが多く、コンクール終了後も応募作品を返却しないとしている例も少なくない。声明文では、こうした規定は不要な上、不適切であり、応募作品を返却しないでよい理由はないと主張している。
その一方で、例外として、商業利用を目的としてキャラクターデザインを募集するケースなどを挙げ、その場合は著作権譲渡などの書面を取り交わし、適切な額の賞金を支払うといった配慮をするよう求めた。
【参照ソース・ニュース】
カルビーは4月17日、ブロックチェーン技術を活用した知的財産(IP)管理プラットフォーム「かるれっと」によるIP事業の実証実験を同日から開始したと発表した。同プラットフォームを用いて二次創作における外部クリエイターの与信管理やライセンス業務を簡素化し、IP事業の課題解決を目指すとしている。
「かるれっと」では、登録したクリエーターが制作したデザインをライセンス展開することができ、迅速かつ容易にカルビーやライセンシーと契約を結ぶことが可能になるという。カルビーは今後、同プラットフォームを用いてカルビー商品の「食べ音」を使った音楽レーベルの立ち上げや、クリエイターコンテストなどを行うことを予定している。
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