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11月2日
10月27日(月)配信
先週(10月20日〜10月26日)は、骨粗しょう治療薬の特許権を侵害されたとして旭化成ファーマが後発薬メーカーの澤井製薬に対して起こしていた訴訟で、両社が和解したニュースなどが報じられた。
旭化成ファーマは10月21日、骨粗しょう治療薬「テリボン」に関する特許権を侵害されたとして後発医薬品メーカーの沢井製薬に対して提起していた訴訟について、知財高裁で和解が成立したと発表した。和解は20日付。
沢井製薬はテリボンの後発薬として手がけていた「テリパラチド」について、旭化成ファーマの特許権が有効に存続している限り製造販売を行わないことで合意した。21日付日本経済新聞によると、このほか、沢井製薬は和解金として40億円を旭化成ファーマに支払うことでも合意しているという。
旭化成ファーマは沢井製薬に対し、後発薬の製造販売差し止めと損害賠償を求める訴訟を2022年4月、大阪地裁に提起。2024年9月の一審判決で同地裁は沢井製薬に対し、旭化成ファーマが持つ特許権の方法での製造販売や販売の申し出をしてはならないこと、約30億円の賠償金の支払いなどを命じた。なお、同判決に先行して2023年9月、同地裁は沢井製薬に対し、当該製品の製造販売と販売の申し出をしてはならないとする仮処分命令を発出。これにより、沢井製薬は当該製品の製造販売を中止していた。
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ブリヂストンは10月22日、複数の中国企業を相手に現地で提起していた商標権侵害と不正競争防止法違反に関する訴訟に勝訴したと発表した。判決は2025年6月に確定。被告企業らは同社に対し、阻害賠償金250万元(約5000万円)の支払いを命じられたという。
ブリヂストンは2021年4月、同社が商標権を持つ中国語表記の社名「普利司通」を被告企業らが違法に使用し、潤滑油製品の製造販売を行ったことが商標権侵害と不正競争防止法違反に当たるとして、江蘇省高級人民法院に提訴していた。
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