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11月17日
11月24日(木)配信
特許・知的財産の情報サービスなどに関する国内最大級の見本市「2022 特許・情報フェア&コンファレンス」が11月9日~11日、東京・北の丸公園の科学技術館で開催された。3日間でのべ約9400人が会場を訪れ、出展各社のブースで目新しいシステムやサービスの説明を受けたほか、講演会やパネルディスカッションで最新の知財動向に触れた。
出展した企業・団体・機関は、知財情報の関連サービス会社など85社に上る。
アナクアは、知財管理の統合プラットフォーム「AQX」を主軸に出展。発明創出に始まるすべての知財管理業務をサポートする同システムは、社内外の膨大なデータを活用したり、多様な分析機能で知財ポートフォリオを評価したりすることも可能。あらゆるソリューションをひとつに統合し、そのデータや分析結果をピンポイントで抽出して「見える化」したことで、経営判断に直結した知財戦略を立てやすい点が強みだという。
RWSグループは、クオリティの高さで知られる特許翻訳出願サービスに加え、直感的なインターフェースを採用した特許検索サービス「PatBase」を紹介。PatBaseは、日本語のマニュアルや説明動画などによるサポート体制の拡充にも力を入れた。世界各地に配した3万9000人超の特許サーチャーネットワークを活用した特許調査サービスも、実績に裏打ちされたサービスだという。
Questelは、あらゆる分野のサービスを幅広くラインナップした。知財管理システムなどのソフトウェアと権利化業務などのIPサービスを連携させ、業務効率化とコスト削減を実現。データ・分析の分野では、主力の特許検索分析ツール「Orbit Intelligence」が、テキストマイニング分析や多様な可視化機能などにより、IPランドスケープの取り組みをサポートするという。
今回が初出展となるテレビせとうちは、「オンライン上の模倣品対策」としてRed Pointsのサービスを紹介していた。
このほか、日本パテントデータサービス、日本アイアール、日立製作所、Patentfieldなど常連の出展者も揃い、コロナ禍以前の2019年の活気を思わせる開催となった。来場者数は2019年の半数ほどだったが、各出展者からは「体感としてはもっと多かったように感じた」という声が聞かれた。
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