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先週の知財ニューストピックス(2月3日〜2月9日)

2月10日(月)配信

 先週(2月3日〜2月9日)は、AIによるイノベーションの促進とAIがもたらし得るリスクへの対応を両立させるとして、政府のAI戦略会議が、AIに関する新法の整備に向けた中間とりまとめを発表した。

AI新法策定に向け、中間とりまとめ 開発促進とリスク対応の両立めざす

 政府のAI戦略会議は2月4日、AIに関する新法の整備に向けて中間とりまとめを発表した。AIによるイノベーションの促進とAIがもたらすリスクへの対応を両立させることを目指して、基本的には既存の法令とガイドラインなどを組み合わせて事業者の自主性を尊重する形とし、法令による規制は事業者の自主的な努力が期待できないものに限定していくべきだとした。
 新たな研究やサービスの開発を阻害しないため、新法に罰則規定は盛り込まない方針だが、AIの利用に起因する重大事故が生じた場合には、政府が調査して関係者を指導し、得た情報を国民に周知していくとしている。
 AI技術の急速な革新が進む中、AIには生活の向上や経済の発展に大きく寄与することが期待される一方で、情報漏えい、著作権や各種産業財産権の侵害、人権侵害、誤情報による情報操作、サイバー攻撃への悪用といった数々のリスクがある点が懸念されている。

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タレントの契約情報持ち出したか、元キャスティング会社社員を逮捕

 タレントキャスティング会社のギャンビット(東京都中央区)は2月3日、元社員が不正競争防止法違反の疑いで同日付で警察に逮捕されたと発表した。発表によると、元社員は退社直前に不正な方法で同社のタレントキャスティングにかかわる営業秘密を取得した。情報セキュリティの監視システムが不正処理をすぐに検知したため、同社は即日調査を開始。本人への聴取の結果、不正行為を認めたことから懲戒解雇処分にしたほか、元社員の転職先だった同業他社に対して不正競争に関する警告を行ったという。同社が警察に相談したことで今回の逮捕に至った。
 複数のメディアが報じたところによると、元社員が持ち出したのは、俳優やタレントの出演料、契約金といった契約情報。警察は元社員による認否を明らかにしていないという。

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建築用ソフト無断複製し販売した疑い 著作権法違反容疑で男逮捕

 建築用CADソフトを権利者に無断で複製して販売したとして、兵庫県に住む建設業の男が著作権法違反(みなし侵害)の容疑で逮捕された。1月16日に逮捕され、2月5日に再逮捕された。
 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が2月5日付で発表したところによると、男は福井コンピュータアーキテクト(福井県坂井市)が著作権を持つ建築建設用ソフト2製品をそれぞれ無断で複製し、東京都在住の購入者2人に合わせて148万円で販売した疑いが持たれている。2種類のソフトの正規品はともに、1本あたり800万円超で販売されている。
 容疑者の行為は、ACCSの情報提供をもとに福井県警が捜査を行って発覚したという。
 NHKの2月5日付報道によると、男は「ソフトの元データを複製して販売した事実」は認めているものの、「複製品を販売しても罪にはあたらない」として、容疑を一部否認しているという。

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