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先週の知財ニューストピックス(10月24日〜10月30日)

10月31日(月)配信

 先週(10月24日〜10月30日)は、音楽教室のレッスンでの楽曲使用に著作権使用料を徴収できるかが争われた裁判の上告審で、最高裁第一小法廷が、生徒の演奏に対する徴収を認めない判決を言い渡し、講師の演奏のみが徴収対象になるとした二審・知財高裁判決が確定したニュースなどが注目された。

音楽教室の著作権料巡る最高裁判決、「講師の演奏のみ徴収認める」判決が確定 「生徒は対象外」

 音楽教室におけるレッスンでの楽曲使用が、日本音楽著作権協会(JASRAC)による著作権使用料の徴収対象となるかが争われた訴訟の上告審で、最高裁第一小法廷は10月24日、生徒による演奏については徴収を認めない判決を言い渡し、JASRAC側の上告を棄却した。これにより、講師の演奏にのみ使用料の徴収を認めるとした二審・知財高裁判決が確定した。
 JASRACと音楽教室側は今後、徴収が認められた講師の演奏に関する著作権使用料の料率などを巡り、協議を進める。JASRACは2017年、講師と生徒の演奏がともに著作権使用料の徴収対象となると主張した際に、音楽教室に対して年間受講料収入の2.5%を徴収する方針を示していた。

【参照ソース・ニュース】

ノバルティス、第一三共との米特許侵害訴訟で控訴

 第一三共は10月28日、スイス・ノバルティスのBRAF阻害剤「タフィンラー」に対し、第一三共の米国子会社(3月に閉鎖)が特許を侵害されたとして米連邦地裁に訴え勝訴した件で、ノバルティスが米連邦巡回区控訴裁に控訴したと発表した。第一三共は、子会社が勝訴した地裁判決を妥当だとし、控訴審でも子会社の主張の正当性を訴えていくとしている。
 一審判決でノバルティスは、1億7780万ドルの損害賠償金とともに、特許存続期間中におけるタフィンラーの米国売上に対して9%のロイヤリティの支払いを命じられた。一方、故意侵害は認められなかった。

【参照ソース・ニュース】

偽ブランド品販売、商標法違反容疑で暴力団幹部を逮捕

 各メディアの報道によると、福岡県警は10月26日、偽ブランド品を販売したとして、北九州市の特定危険指定暴力団「工藤会」と久留米市の指定暴力団「道仁会」の幹部ら8人を商標法違反容疑で逮捕した。容疑者らは、「ルイ・ヴィトン」の偽物のバックパックを販売していたという。

【参照ソース・ニュース】

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