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2月23日
5月1日(月)配信
先週(4月24日〜4月30日)は、急速に普及する人工知能(AI)を巡る政策を検討するため、政府が「AI戦略会議」を設置するとのニュースなどが伝わった。
政府は、人工知能(AI)に関する政策を検討する新たな戦略会議を設置する。4月26日の定例会見で、松野官房長官が「AIに関する推進体制の強化の一環として有識者を含む会議の体制の見直しについても検討している」と明かした。
「チャットGPT」のような生成AIを巡っては、労働生産性の劇的な向上などが期待される一方で、著作権などの権利侵害や個人情報の漏洩、誤情報の拡散などを懸念する声が上がっているが、こうした問題も含めて議論し、規制やガイドラインの必要性などを見極めるとみられる。官房長官は「AIに関しては、技術の発展とリスク対応の両面で議論していく必要があると認識している」との見解を示した。
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政府は4月28日の閣議で、先に成立した経済安全保障推進法に基づき、先端技術などの特許を非公開化する制度に関する基本方針を決定した。2022年5月に成立、8月に一部が施行された同法では、軍事転用が可能な機微技術の流出を防ぐため、特許の内容を非公開化できる制度を定めている。28日の閣議では、同制度の運用要件を定めた。
非公開の対象として挙げられているのは、「ゲームチェンジャー」と呼ばれるような、将来の戦闘様相を一変させかねない武器に用いられる先端技術や、宇宙・サイバーなどの新しい領域における深刻な加害行為に用いられる先端技術などだ。
さらに、大量破壊兵器への転用が可能な核技術などのような、威力の大きさゆえに使われた場合に深刻な被害を防ぐことが容易でない技術も対象となっている。
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複数のメディアが4月25日に報じたところによると、大手総合商社「双日」の社員が競合他社の営業秘密を不正に持ち出した疑いがあるとして、警視庁が同社の本社を不正競争防止法違反の疑いで家宅捜索していたことがわかった。捜索は20日に行われたという。
報道によると、この社員は2022年夏に別の総合商社から転職した際に営業秘密を不正に持ち出したとみられている。
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コンテンツ海外流通促進機構(CODA)は4月27日、中国の著作権保護団体である中国版権協会と、日中それぞれのコンテンツについて戦略的提携を目的とした覚書を締結したと発表した。世界知的所有権機関(WIPO)が「世界知的財産の日」に定める26日に、中国北京市で署名式を行った。中国版権協会は中国国家版権局の監督のもとに1990年に設立された民間団体で、中国における著作権分野を専門的に取り扱う。
両者は今後、双方からの情報提供をもとにした侵害対策を展開するなど、両国における正規コンテンツ流通と著作権保護のために幅広い分野で協力関係を築いていくという。
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