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先週の知財ニューストピックス(5月8日〜5月14日)

5月15日(月)配信

 先週(5月8日〜5月14日)は、急速に普及する人工知能(AI)を巡る政策を検討するため、政府が「AI戦略」を巡る新たな有識者会議を立ち上げ、岸田首相も出席する中で初会合を開催したニュースなどが報じられた。

AI戦略会議、初会合開催

 政府は人工知能(AI)に関する政策を検討する新たな戦略会議を立ち上げ、5月11日に岸田文雄首相も出席する中で初会合を開いた。「チャットGPT」のような生成AIを巡っては、労働生産性の劇的な向上などが期待される一方で、著作権などの権利侵害や、個人情報や機密情報の漏洩、誤情報の拡散などを懸念する声が上がっている。新たに立ち上げた戦略会議ではこうした課題とともに、AIの開発・利用が諸外国よりも遅れているといわれる日本の課題も議論し、技術の利活用の可能性とリスクの両面を見極めて、規制・ガイドラインの必要性とともに強化施策などを検討する。
 会議の座長には、東京大学大学院工学系研究科教授の松尾豊氏が就き、委員には、作家やクリエイターのエージェント業務を手がけるコルクの佐渡島庸平社長などが名を連ねた。

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中国BOEがサムスンを特許侵害で提訴、との報道

 日本経済新聞は5月8日、中国のパネル最大手、京東方科技集団(BOE)がサムスン電子を特許権侵害で訴えたことが明らかになったと報じた。中国メディアの報道をもとに伝えた。記事によると、係争中の特許のくわしい情報は開示されていないが、被告企業や原告企業の名から、半導体やパネルを巡る特許が対象になっているとみられるという。米国が日本や韓国と連携してハイテク分野などで中国と対立する中、その余波が及んでいるとの見方もあるとしている。

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アステラス製薬、米での特許侵害認定されず

 アステラス製薬は5月11日、同社が米国で販売している心機能検査補助剤「レキスキャン」が特許侵害を受けたとする同社の訴えに対し、米連邦巡回区控訴裁判所(CAFC)がこれを認めない最終判決を下したと発表した。判決は5月3日付。
 アステラス製薬は、米製薬会社ホスピラがレキスキャンの特許満了前に同薬の後発品を製造販売するための承認を求める簡略新薬申請を米食品医薬品局(FDA)に提出したことを受け、米デラウゥア州連邦地裁に特許侵害訴訟を提起した。同地裁が2022年5月に訴えを退けたため、CAFCに上訴したが、CAFCは2022年12月に地裁判決を支持する判決を下し、訴えを却下。これを受け、アステラス製薬はCAFCに対し、同判決の再審査と大法廷での再審査の請願を提出していた。 

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キヤノン、米アマゾンと共同で商標権侵害訴訟

 キヤノンは5月11日、米アマゾン・ドット・コムと共同で、米アマゾン上でキヤノンのカメラ用バッテリーと充電器の模倣品を販売していたとみられる29の販売事業者に対し、商標権を侵害しているとしてワシントン州西部地区連邦地裁に訴訟を提起したと発表した。

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