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11月24日
6月5日(月)配信
先週(5月29日〜6月4日)は、海外に拠点を置く日本人向け「リーチサイト」の最大手とされる「13DL」が閉鎖されたニュースなどが伝わった。
コンテンツ海外流通促進機構(CODA)は6月2日、漫画などの海賊版サイトに誘導する「リーチサイト」において、日本人向けのものとして最大のアクセスを集めていた「13DL」が5月22日付で閉鎖されたと発表した。海賊版サイトの被害を受けている複数の出版社の要請を受けてCODAが調査を実施、海外に運営拠点があるとみられる同サイトの運営者の特定に向けて動いたことが影響したとみられている。
CODAはエシカルハッカーやプロジェクトの担当弁護士などの協力を得て、当該サイトが利用していた米クラウドフレアに対し、2022年5月3日、集英社の作品に関する侵害事実でDMCA(デジタルミレニアム著作権法)に抵触しているとして削除要請を送付。5月10日には米裁判所に発信者情報開示の申し立てを行い、12日に開示命令が発令されると、15日頃に13DLが侵害物の掲載をストップしたという。
13DLは、複数のサイバーロッカー(オンラインストレージサービス)へのリンクを大量に掲載したリーチサイトで、2017年にリーチサイト「はるか夢の址」が閉鎖され、摘発された後でアクセスを伸ばしていた。運営者はサイバーロッカーから報酬を得ていたとみられ、サイバーロッカーへの違法アップロードも運営者自らが行っていた模様。利用者は有料サービスを契約してサイバーロッカーから作品をダウンロードしていたとみられているという。
6月には、クラウドフレアから13DLと複数のサイトロッカーの契約者に関する情報が開示される見通し。
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回転寿司大手「かっぱ寿司」の運営会社、カッパ・クリエイトの前社長が以前勤めていた競合会社の営業秘密を不正に入手したなどとして不正競争防止法違反の罪に問われた事件で、東京地裁は5月31日、懲役3年、執行猶予4年、罰金200万円(求刑懲役4年、罰金200万円)の有罪判決を言い渡した。
前社長は「はま寿司」の親会社(現ゼンショーホールディングス)の幹部だった2020年にはま寿司の商品原価や仕入れ値などのデータを不正に持ち出し、カッパ・クリエイトへの転職後、社内で共有していたとされる。
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経済産業省の発表によると、濱野幸一特許庁長官が5月31日、訪日中だった李仁實韓国特許庁庁長と会談を行った。日韓特許庁長官会合が開催されるのは2017年以来。会合では、AI活用やメタバースに関する両庁の取り組み、「グリーン・トランスフォーメーション技術区分表(GXTI)」に関する日本の取り組みについて共有したという。さらに、五庁長官会合(IP5)について、日韓の二国間で議論する新たな枠組みの創設、特許審査官協議などを含む様々な分野で協力することで一致した。
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