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6月22日
7月3日(月)配信
先週(6月26日〜7月2日)は、塩野義製薬が開発した新型コロナウイルス感染症治療薬の特許について、国連が支援する特許プールを通じて、後発薬メーカー7社が低中所得国向けに製造・供給できるサブライセンス契約を締結したニュースなどが伝わった。
塩野義製薬は6月26日、同社が開発した新型コロナウイルス感染症治療薬「エンシトレルビル(ゾコーバ)」について、「医薬品特許プール(MPP)」と結んでいるライセンス契約にもとづき、MPPがジェネリック医薬品メーカー7社と同薬を製造するサブライセンス契約を締結したと発表した。MPPは国連が支援する公衆衛生機関。
7社は、中国の3社、インドの2社、ウクライナとベトナムのそれぞれ1社からなる。これらの後発薬メーカーは、今後、117の低中所得国(LMICs)でゾコーバ後発薬の製造・供給が可能になる。塩野義は2022年10月にMPPとゾコーバのライセンス契約の締結を発表した。
ゾコーバは2022年11月に厚生労働省から日本での緊急承認を取得。今年6月8日に本承認取得に向けた承認申請を行っている。米国食品医薬品局(FDA)からは、今年4月に開発促進や審査の迅速化を目的とするファストトラック指定を受けている。
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国連が支援する公衆衛生機関「医薬品特許プール(MPP)」は6月26日、都内で会見を開き、日本の製薬企業に対し、医薬品の特許を後発薬メーカーに開放するライセンス契約などを結ぶことで協力することを求めた。複数のメディアが報じた。
MPPは同日、塩野義製薬とともに、同社が開発した新型コロナウイルス感染症治療薬「エンシトレルビル(ゾコーバ)」について、両社が結んだライセンス契約に基づき、中国やインドなどの後発薬メーカー7社と製造・供給を認めるサブライセンス契約を結んだことを発表している。日本企業がMPPと契約したのは、同社が初めて。
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