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先週の知財ニューストピックス(12月18日〜12月24日)

12月25日(月)配信

 先週(12月18日〜12月24日)は、軍事転用可能な先端技術の「特許非公開制度」について、施行が2024年5月1日から始まるニュースなどが伝わった。

機微技術の「特許非公開化」、2024年5月の出願から 損失補償例も示す

 高市早苗経済安全保障担当相は12月19日の記者会見で、軍事転用可能な機微技術の流出を防ぐために特許出願を非公開化する制度を2024年5月1日から施行すると明らかにした。航空機のステルス技術や自律制御技術などを含む25の先端技術分野について、24年5月1日以降に出願された特許が対象となる。
 発明の非公開が決定された場合に生じる損失の補償についても、Q&A形式で事例が示されたほか、非公開となった発明の出願人に求められる発明情報の漏えい防止のための適正管理措置についてもガイドラインが示された。

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アップルウォッチ新機種、米で販売一時停止 特許侵害の認定受け

 各メディアの報道によると、米アップルは12月18日、スマートウォッチ「アップルウォッチ」の「シリーズ9」と「ウルトラ2」について、米当局から特許侵害と認定されたことを受け、米国での販売を一時停止すると発表したという。これら2機種は9月に発売された新製品だが、米国の販売サイトなどにおいては現在、購入できなくなっている。
 アップルウォッチを巡っては、搭載される血中酸素濃度センサー技術を巡り、米医療機器メーカー、マシモとの間で特許紛争に発展している。米国際貿易委員会(ITC)は10月、アップルがマシモの特許を侵害したと認定し、米国への輸入禁止命令を出していた。バイデン政権は25日までにITCの措置を覆す権限を持つ。

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ライセンス生産の防衛装備品輸出を解禁、特許元の国向け

 政府は12月22日、「防衛装備移転三原則」とその運用指針を改定した。外国企業が持つ特許を使って日本の企業がライセンス生産する防衛装備品について、特許を持つ国への輸出を可能とすることなどが盛り込まれた。
 従来は、米国に対し部品のみの輸出が認められていたが、完成品も含めてライセンス元の国への輸出を可能にした。日本が事前同意すれば、ライセンス元の国から第三国に輸出することも可能になる。「武力紛争の一環として現に戦闘が行われていると判断される国」への提供は認めない。

【参照ソース・ニュース】

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