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1月26日
1月22日(月)配信
先週(1月15日〜1月21日)は、ユニクロが、人気商品の模倣品が販売されたのは不正競争防止法に違反するとして中国のネット通販大手「SHEIN(シーイン)」の運営会社を訴えたニュースなどが伝わった。
ユニクロは1月16日、「ラウンドミニショルダーバッグ」の模倣品が販売されているとして、中国発のネット通販会社「SHEIN(シーイン)」の運営会社3社を不正競争防止法違反で東京地裁に提訴したと発表した。提訴は2023年12月28日付で、模倣品の販売停止と同社が被った損害の賠償を求めている。
ユニクロは今回の訴訟について、シーインが販売する模倣品の形態が自社商品の形態に酷似しており、自社ブランドと品質に対する消費者からの「高い信頼を大きく損ねていると判断した」ため踏み切ったとしている。
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複数のメディアが伝えたところによると、将棋の棋譜を盤面図に再現して配信した動画が著作権侵害だとして削除されたのは不当だとして、奈良県在住の男性ユーチューバーが、削除を申請した放送事業者「囲碁将棋チャンネル」に対し損害賠償などを求めた訴訟の判決が1月16日に大阪地裁であった。報道によると、裁判長は「棋譜は公表された客観的事実」だとし、原則として自由に利用できる情報だと判断。著作権を侵害していないとして、囲碁将棋チャンネル側に削除申請の撤回や約120万円の損害賠償を命じたという。
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第一三共は1月17日、同社のがん治療薬「エンハーツ」に使われる「抗体薬物複合体(ADC)」技術を巡り米シージェンとの間で抱える特許係争に関連して、同社が米国特許商標庁(USPTO)に請求していたシージェン特許の有効性を審査する特許付与後レビュー(PGR)でUSPTOが無効の決定を下したと発表した。第一三共は2020年12月にシージェンの特許は無効だとしてUSPTOにPGRの開始を請求し、2022年4月にPGRが開始されていた。
両社は米連邦巡回区控訴裁判所でもADCを巡る特許権侵害訴訟を争っているが、第一三共によると、今回のPGRで無効の決定が下されたのシージェンの特許は、この控訴裁判でシージェンが主張の根拠としている唯一の特許だという。
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米アップルが、スマートウォッチ「アップルウォッチ」の「シリーズ9」と「ウルトラ2」について、搭載する血中酸素濃度センサー技術が米当局から特許侵害と認定されたことを受け、米国で同技術を取り除いた形で販売することを決めた。同社の公式販売ページに短い告知文が掲載されている。各メディアの報道によると、同社は1月17日にこうした方針を明らかにし、18日から血中酸素濃度センサーの機能が動かないよう設計し直した製品の販売を開始したという。
アップルは、アップルウォッチの血中酸素濃度センサー技術を巡り、米医療機器メーカー、マシモとの間で特許侵害訴訟を争っている。米国際貿易委員会(ITC)は2023年10月、アップルがマシモの特許を侵害したと認定し、米国への輸入禁止命令を発出。アップルは同年12月18日に特許侵害が認定された2機種の米国での販売を一時停止すると発表した。
アップルは12月26日にITCの決定を不服として米連邦控訴裁に上訴。同社は申し立てに対する判断が出るまでの期間、輸入禁止命令を差し止めるよう求め、裁判所がこれを受けて検討する間、輸入禁止を一時停止。アップルは販売を再開していた。しかし、控訴裁が法的手続き中に米国での販売継続を認めない判断を示したため、問題の機能を取り除いた製品の販売を決めたという。
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