〜
12月1日
3月25日(月)配信
先週(3月18日〜3月24日)は、AIと著作権の問題を巡り、文化庁がクリエイターとAI開発事業者らが意見交換できる場を設置するとのニュースなどが伝わった。
文化庁は3月19日、AIと著作権の問題について当事者間で対話する場として、著作権者などの権利者とAI開発に携わる事業者などが参加できる「関係者ネットワーク」を設置すると発表した。AIと著作権を巡る問題をすべて法律論のみで明確化することは難しいとして、より具体的な場面における運用の予測可能性を高めるため当事者間で適切なコミュニケーションを図る場を設ける。ことし4月中に1回目の会合を開催することを目指す。会合には、AIサービスの提供事業者や法律の専門家も参加する予定。
事業者とクリエイター双方のより正確な理解を促進し、情報共有を図ることが目的。AIの学習の仕組みや生成の機序といったAI技術について共通理解を進めるほか、AI学習に使われる著作物のライセンスの実施状況の共有、海賊版サイトの可視化などを行う。著作権侵害が疑われる事例の共有や、対策に向けた意見交換も行う。
AIと著作権の問題を巡っては、文化審議会の著作権分科会・法制度小委員会がこれまで重ねてきた議論をもとに「AI と著作権に関する考え方」をとりまとめ、19日に開催された同分科会で報告した。
AIと著作権の問題については、今後もAIの開発・発展状況や著作権の侵害事例、海外での同問題に対する検討・対応状況などを踏まえ、さらなる議論を重ねて必要な見直しを検討していく考えだという。
【参照ソース・ニュース】
ゲームセンターにあるリズムゲーム機の楽曲データを無断で複製したとして、大阪府警が3月24日、著作権法違反の容疑で中国籍の男を逮捕したと発表した。複数のメディアが伝えた。報道によると、男は何者かと共謀し、20日に大阪市のゲームセンターに設置されたゲーム機から6曲の楽曲データをパソコンなどを使って無断でダウンロードし、複製した疑いが持たれているという。
【参照ソース・ニュース】
こんな記事も読まれています