〜
12月1日
4月15日(月)配信
先週(4月8日〜4月14日)は、企業の秘密情報などを持ち出して警察に検挙された営業秘密侵害事件の件数が2023年も依然として高水準だったニュースなどが報じられた。
警察庁がこのほど公表したまとめ資料によると、全国の警察が検挙した営業秘密侵害事件は2023年に26件となり、過去最多だった前年から3件減ったものの、依然として高水準だったことがわかった。情報通信技術を用いて転職・独立時に情報持ち出しなどを行う事例が多かった。また、警察に寄せられた営業秘密侵害に関する相談件数は前年から19件増加して78件となり、統計を取り始めた2013年以降で最多となった。
警察庁は、企業の営業秘密に対する意識が高まっていることや、社会情勢の変化に伴う人材の流動化が進んでいることなどから、検挙事件数、相談受理件数がともに増加傾向にあるとしている。さらに、大手企業が関係する事件や、営業秘密が海外に流出した可能性がある事件も発生していることから、企業や団体への啓発活動などを強化していく考えを示している。
【参照ソース・ニュース】
読売新聞グループ本社とNTTは4月8日、「生成AIのあり方に関する共同提言」を発表した。生成AIは労働生産性の向上が期待できる一方、現段階では正確さを担保しきれず、無制限な利用が人間や社会に様々な課題をもたらすとして、「生成AIの規律と活用を両立する方策を、技術・制度双方の観点から実現する必要がある」とした。
同提言では、健全な言論空間を確保するための対策をただちに講じる必要があるとして、特に選挙、安全保障にかかわる領域に「強い制限が必要だ」とした。著作権に関するところでは、生成AIの活用と両立しながら、制度と技術の両面で「著作権法の時代に合わせた適正化の検討」を進めることを求めた。
こうした取り組みを実効的に進めるため、①メディアや産業界が中心となって規律と共同規制を導入し、②実効性のある技術の確立・普及を進め、③法改正に向けて取り組む、という段階を踏んだ対応が必要になるとしている。
【参照ソース・ニュース】
特許庁は、地域における持続的な知財活用を促進するため、知財支援の重点エリアとして青森県、石川県、神戸市の3地域を選定した。経済産業省が4月10日に発表した。各地域の中小企業などに対し、知財にまつわる一気通貫の伴走支援を行うことで、地域の稼ぐ力向上につなげる。支援地域は公募を経て有識者会議における審査で決定た。
支援の実施にあたっては、独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)、日本弁理士会、日本商工会議所や各自治体・地域の支援機関と連携する。
【参照ソース・ニュース】
こんな記事も読まれています