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11月24日
4月22日(月)配信
先週(4月15日〜4月21日)は、「漫画村」の元運営者に対し、漫画を無断掲載されて被害を受けたとして出版大手3社が損害賠償を求めた民事裁判で、東京地裁が訴えを大筋で認め、約17億3000万円の賠償を命じる判決を出したニュースなどが伝わった。
海賊版サイト「漫画村」に出版コンテンツを無断掲載されて被害を受けたとして、出版大手3社が元運営者の星野路美氏に総額約19億3000万円の損害賠償を求めて起こした民事裁判で、東京地裁は4月18日、訴えを大筋で認め、星野氏に対し約17億3000万円の支払いを命じる判決を下した。原告3社は判決を「妥当なもの」と評価し、国内だけでなく、被害が拡大する国外においても対策を講じていくとのコメントを出した。
原告となった3社は、KADOKAWA、集英社、小学館。3社は2022年7月、漫画村によって「受けたと推定される損害の一部」として合計17作品の無断掲載による損害19億2960万2532円の賠償を求めて共同提訴していた。
国内最大級の海賊版サイトと言われる漫画村は遅くとも2016年2月には開設され、2018年4月に閉鎖されるまで数万点のコミック、漫画雑誌などを無断掲載し、被害額は約3200億円に上ると試算されている。
漫画村の元運営者とされる星野氏は2019年に著作権違反などの容疑で逮捕・起訴され、2021年の一審・福岡地裁判決で懲役3年などの判決を受けて控訴せずに刑が確定。服役後の2023年9月に無罪を訴えて再審請求を行った。
星野氏は今回の民事裁判における判決を受け、同日自身のYouTubeチャンネルを更新。判決にたいして「ものすごく不満を持っている」とした一方で、「そもそも18億円など持っていない。パフォーマンスのような、見せしめの判決だったと思っており、あまり気にしない」と述べている。
【参照ソース・ニュース】
各メディアの4月15日付報道によると、生成AIで「ウルトラマン」に酷似した画像を作るサービスを提供していた中国の事業者に対し、現地の裁判所が著作権侵害を認定し、1万元(約20万円)の損害賠償などを命じる判決を出したことがわかったという。
報道によると、ウルトラマンシリーズの著作権を持つ円谷プロダクションから中国でのライセンスを受けた現地代理店が原告となり、サービス停止や損害賠償を求めて当該事業者を訴えたという。
【参照ソース・ニュース】
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