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1月19日
5月13日(月)配信
先週(5月6日〜5月12日)は、米オープンAIがコンテンツの来歴や真正性を認証する標準化団体「C2PA」の運営委員会への参画や、自社の画像生成AIでつくられた画像の判別ツールの提供開始を発表したニュースなどが伝わった。
米オープンAIは5月7日、デジタルコンテンツの出所や真正性などを認証する標準化団体「C2PA」の運営委員会に加わったと発表した。C2PAは画像の来歴や真正性を識別する技術「電子透かし」の普及・開発を進める団体で、マイクロフトやグーグル、ソニーといった幅広い業界の企業が参加している。オープンAIは2024年の初めから、同社が手がける対話型生成AI「ChatGPT」や画像生成AI「DALL·E3」によって生成・編集されたすべての画像にC2PAメタデータを追加し始めたという。同社の動画生成AI「Sora」についても、リリース時に同メタデータを統合するとしている。
オープンAIは同時に、自社のDALL·E3で生成された画像を可能性を判別するツールを開発し、フィードバックを得るために同日から研究機関などに提供すると発表した。同ツールには改ざん防止の電子透かしや、人工知能によってコンテンツが生成モデル由来のものかを評価する検出分類子などを実装しているという。
同ツールの初期版はオープンAIによる内部テストで、DALL·E3によって生成された画像の約98%を正しく識別した一方で、DALL·E3で生成された画像とほかのAIモデルによって生成された画像を識別する精度は低かったという。
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