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11月24日
6月10日(月)配信
先週(6月3日〜6月9日)は、政府が「知的財産推進計画2024」を発表したニュースなどが報じられた。
政府は6月4日、知的財産戦略本部会合を開き、「知的財産推進計画2024」を決定した。国際標準化を巡る総合的な国家戦略を19年ぶりに刷新し、2025年春をめどに方針を策定すること、AI技術の進歩と知的財産保護が両立するエコシステムを築くために手引き・ガイドラインを策定しAI事業者や権利者等による取り組みを促すこと、高度知財人材の戦略的な育成を進めることなどを盛り込んだ。
特に、AIと知財を巡っては、AIを活用した発明でも、人間を発明者とすべきとの見解を示した。現在のAIの技術水準では、人間が関与しないところでAIが自律的に創作活動を行っている事実は確認できないとして、「自然人の発明者を認定すべき」とした。その一方で、AIの技術が急速に発展し自律的に創作活動を行えるようになった場合は、技術動向やニーズに合わせて対応を検討するとした。
あわせて、「新たなクールジャパン戦略」も決定し、コンテンツ産業をはじめとする関連産業を基幹産業に位置づけ、2033年までに海外展開を50兆円以上に拡大する目標も掲げた。
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複数のメディアの報道によると、スマートフォンのアイドル育成ゲーム「あんさんぶるスターズ!!」のキャラクターに虫などを加えた画像をSNS上で公開して著作権を持つゲーム会社の権利を侵害したとして、京都府警が6月3日、東京都葛飾区の女性会社員を書類送検した。女性は容疑を認めているという。
報道によると、女性は2023年1月頃、ゲーム会社の許可を得ずにキャラクターの画像を編集し、SNSを通じてインターネット上に拡散したとされる。ゲーム会社であるハッピー・エレメンツ(京都市)は、コンテンツのイメージを大きく毀損するとして、6月に京都府警に女性を刑事告訴していた。
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