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先週の知財ニューストピックス(9月8日〜9月14日)

9月16日(火)配信

 先週(9月8日〜9月14日)は、日本生命から銀行に出向していた社員が出向先の内部情報を無断で持ち出していた問題について、問題行為が7つの出向先代理店において604件発生していたとする同社の調査結果がニュースとして報じられた。

日本生命、出向先からの情報持ち出し604件 銀行など7社から

 日本生命は9月12日、銀行などの販売代理店に出向した社員が出向先の内部資料を持ち出し社内で共有していた問題についての調査結果を公表し、金融庁に報告したと発表した。
 情報持ち出しがあったのは2019年5月~2025年2月の時期で、7つの出向先代理店において604件発生していたという。持ち出した情報の中身は、出向先の保険販売に関する業績や執行方針、行員の業績評価基準、競合生命保険会社の商品情報など。銀行の方針や、銀行で保険募集を行う行員に求められていることなどを理解した上で、より適切な販売支援を行い窓販業績を拡大するために行ったとしており、「不正競争防止法における営業秘密保護の趣旨に照らして適切ではなかった」との認識を示した。
 調査結果によると、出向者は出向先の内部情報を許可を得ずに私用スマートフォンのメッセージアプリや郵送などで外部に持ち出し、自社内で広く共有していた。一方で、情報持ち出しに関し、同社関係者からの「明示的な指示」は認められず、現時点で顧客情報の持ち出しや、持ち出した情報を同社グループ外で共有した事実は認められなかったとしている。
 日本生命は7月、三菱UFJ銀行への出向者が内部資料を無断で持ち出し社内で共有していたと発表し、陳謝。同事案を受け、金融庁が保険業法に基づく報告徴求命令を出し、同社に対して調査報告を求めていた。

【参照ソース・ニュース】

政府「AI基本計画」骨子案示す、2025年内に閣議決定へ

 政府は9月12日、AI戦略本部の初会合を開催し、AIの活用・開発を進める上での「AI基本計画」策定に向けた骨子案を示した。骨子案は「AI利活用の加速的推進」「AI開発力の戦略的強化」「AIガバナンスの主導」「AI社会に向けた継続的変革」の4つからなる。各国でAI開発競争が激化する現況を「反転攻勢の好機」として、AIを軸とした経済社会を構築する国家戦略を策定、イノベーションの促進と権利侵害などへのリスク対応を両立させることを目指すとした。
 今後は、9月19日から専門調査会による検討を進め、2025年内をめどにAI基本計画を閣議決定する計画だ。

【参照ソース・ニュース】

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