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11月9日
10月14日(火)配信
先週(10月6日〜10月12日)は、米オープンAIの動画生成AIサービスに関する著作権問題で、平デジタル相が同社に対し、素材の使用に関して事前に権利者からの同意をとる「オプトイン方式」を採用するよう求めたことなどが報じられた。
米オープンAIが提供する動画生成AIサービスの最新版「Sora(ソラ)2」の著作権を巡る問題について、平将明デジタル大臣は10月12日に放送されたTBSの番組で、オープンAIに対して事前に権利者からの同意を取る「オプトイン方式」をとるよう要請していることを明らかにしたという。同日付のTBS NEWS DIGが伝えた。
Sora2は9月30日のサービス開始時、著作権者が素材の利用を拒否する意向を示さない限りユーザーが自由に著作物を利用できる「オプトアウト方式」を採用しており、日本の人気アニメキャラクターなどに酷似した生成動画がSNS上に氾濫する事態となっていた。
TBSの報道によると、平氏はオープンAIに対し、オプトイン方式を採用することのほか、「有名なキャラクターが出ないようにすること」と「アプリからも知財侵害だと指摘したら削除要請できること」を求め、同社側もそれに対応したという。オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は10月3日に自身のブログで、著作権者に配慮する形でSora2に修正を加える方針を示し、その後、一部のアニメキャラクターを使った生成ができなくなったとの報告がSNS上に上がっていた。
平氏は7日の定例会見で、自民党の塩崎彰久衆院議員が「オープンAIに接触し、問題点の指摘を早々にしたと聞いている」ことを明らかにした上で、「政府としても私自身も問題意識を持っている」としていた。その上で、生成AIの問題に関しては、「ビッグテックの自主的な対応を強く求めたいと思っている」とし、「問題が解決しないときは、先般、AI法も成立しているので、政府全体で法律に則って対応を考えていくことになる」との考えを示していた。
【参照ソース・ニュース】
従来品より3倍長いタイプのトイレットペーパーに関する特許を侵害されたとして日本製紙クレシアが大王製紙に対して起こした訴訟の控訴審で、知財高裁は10月8日、特許侵害を認めなかった一審・東京地裁判決を支持し、控訴を棄却する判決を言い渡した。日本製紙クレシアが同日付で発表した。
今後の対応について、同社は「内容を精査した上で慎重に検討していく」としている。
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