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11月24日
9月4日(月)配信
先週(8月29日〜9月3日)は、経済産業省などが2024年度税制改正要望において、国内で研究開発された特許などの知的財産から生じる所得に優遇税率を適用する「イノベーションボックス税制」の創設案を盛り込んだニュースなどが報じられた。
各省庁からの2024年度税制改正要望が8月31日までに出そろい、経済産業省と内閣府が、「イノベーションボックス税制」の創設を要望に盛り込んだ。
同制度は、国内での研究開発によって生まれた特許などの知的財産から生じる所得に優遇税率を適用するもの。優遇税率の対象として検討されている知財は、特許権や、著作権で保護されたソフトウェアなど。対象となる所得の範囲は、それらの知財のライセンス所得、譲渡所得、それらの知財を組み込んだ製品の売却益などが検討されている。原則として、これらの知財を生み出すための研究開発が「国内で」「自ら」行われることが条件になるとしている。企業の研究開発拠点を国内に留め、イノベーションを促進することなどが狙い。
イノベーションボックス税制は、2000年代から欧州各国で導入が始まり、近年ではシンガポール、インド、オーストラリアといったアジア諸国でも導入や検討が進められているという。
政府・与党は、2024年度の税制改正を年末までに決める方針だという。
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大阪府や大阪市が組織するIR(統合型リゾート施設)推進局は8月29日、PR用に使っていた動画や資料に、美術家の奈良美智さんや村上隆さんの作品を含む3点を無断使用していたことが分かったと発表した。このほかにも、権利処理を行っていなかったり、許諾期限が切れた可能性のある写真などが20点あったという。IR推進局は同日、「事態を重く受け止め、深くお詫びする」と陳謝し、「再発防止に取り組む」とのコメントを出した。
問題の動画などは、大阪IRの説明などに使うため、同事業の運営に携わる米MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスが作成し提出したもの。今年4月に奈良さんから作品が無断使用された可能性があると指摘され、大阪府と大阪市などが問題を公表、関係事業者が調査を行ってきた。
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農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は8月31日、同機構が育成した登録品種について、無断増殖によるものとみられる種苗がフリマサイトに相次ぎ出品されている事態に対応するため、弁理士法人と連携して監視活動を強化すると発表した。無許諾で増殖させた疑いのある種苗については、フリマサイトの運営会社に通報・協力を求め、悪質な事例には法的措置を取る考えだという。
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