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1月19日
1月9日(火)配信
先週(1月1日〜1月7日)は、米オープンAIが複数のメディア企業との間で、生成AIの学習に記事を利用するためのライセンス交渉をしているとのニュースなどが報じられた。
生成AIのチャットGPTを開発した米オープンAIが、既存メディアのニュース記事を大規模言語モデル(LLM)の学習に利用するライセンス契約を締結するため複数のメディアと交渉しているとして、米メディアが報じている。
米メディア「ジ・インフォメーション」が現地1月4日付で報じたところによると、オープンAIは複数のメディア企業との間で記事のライセンス料として年間100万ドル~500万ドルを支払うとの低額オファーを出しているという。同社と交渉したメディア企業側の関係者らの話として報じたもので、記事では小規模の報道機関にとってさえ低額のオファーであるため、契約締結は難しいかもしれないとの見方を示している。同報道ではさらにこの関係者の話として、メディア企業側は生成AI分野に注力し始めたアップルとも記事利用のライセンス契約締結に向けて交渉していると伝えている。アップルのオファーはより高額で、より広範囲での記事利用を求めているという。
一方、ブルームバーグは5日付記事で、オープンAIの幹部が「多くのメディア企業」とライセンス契約に向けて交渉していることを明かし、「交渉は順調で前向きだ」と発言したと報じた。
オープンAIは2023年12月13日、独メディア大手のアクセル・シュプリンガーと記事のライセンス契約を含む提携を発表。同年7月にもAP通信との間でも同様の提携を発表している。
一方、同社は交渉相手の1社であるニューヨークタイムズから2023年末に、生成AIの学習モデルとして記事を無断利用したとして提訴された。
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