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10月19日
10月20日(月)配信
先週(10月13日〜10月19日)は、法律書の出版社らが、図書館公衆送信制度を悪用されて著作権を侵害されたとして、「法律書デジタル図書館」を運営する社団法人を提訴したニュースなどが報じられた。
法律書出版社と大学教授などの著作権者らが10月15日、図書館公衆送信制度を悪用されて著作権を侵害されたとして、法律書の公衆送信サービスを手がける「社団法人法律書デジタル図書館」(東京都千代田区)を東京地裁に提訴した。侵害行為の差し止めと損害賠償を求めている。原告の出版社、第一法規と商事法務に有斐閣を加えた3社が同日付で共同リリースで発表した。
2023年6月施行の改正著作権法で「図書館等公衆送信補償金制度」が創設されたことにより、図書館資料データのインターネット送信が可能になった。図書館の設置者は指定管理団体を通して権利者に補償金を支払う。営利目的での利用は認められない。利用者は図書館側に手数料のみを支払う。
3社はリリースで、被告のサービスは図書館の公共的使命とはかけ離れ、被告の営利目的で運営されていることなどから、図書館公衆送信制度の適用要件を満たしておらず、「無断複製物を違法に送信するものにほかならない」と主張している。
15日付時事通信の報道によると、訴状には被告が2月から年額約12万円で2万冊以上の蔵書の検索サービスやPDF化されたデータの受信ができるサービスを開始した事実などが挙げられているという。
【参照ソース・ニュース】
明治は10月17日、グミ菓子「果汁グミ」のロゴが商標登録されたと発表した。登録日は9月5日。果汁グミは1988年発売のロングセラー商品。
明治は2023年4月、果汁グミの図形商標登録を特許庁に出願したが、「果汁グミ」の文字デザインなどに「識別力」がないとみなされ、2024年2月末に拒絶査定を受けた。そこで、5月末に審判請求をし、37年にわたる全国での販売実績とロゴの使用実績、消費者の間で高い認知度があることを示す調査結果などを提出。特許庁による審判の結果、ロゴは長年の使用により広く認識されるようになったと判断され、例外適用により商標登録が決まった。
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