〜
1月12日
8月26日(月)配信
先週(8月19日〜8月25日)は、政府が有識者会議で、ネットの海賊版対策として改めてブロッキングの導入やダウンロード違法化の対象範囲拡大の検討を始めると報じられたことなどを受け、京都弁護士会が、これに反対する意見書を提出する動きが伝わった。
海外では、北朝鮮が「知的所有権局を新設した」と報じられた。
京都弁護士会は8月21日付で、海賊版サイト対策としてブロッキングの導入やダウンロード違法化の範囲を拡大することに反対する意見書を政府に提出し、内容を公表した。
足もとで、政府の知財戦略本部が検討委員会を開催しネットの海賊版サイト対策についての検討を再開する中、ダウンロード違法化の範囲拡大やブロッキングについても検討されると報じられたことを踏まえた措置だという。
意見書では、ブロッキングの導入やダウンロード違法化の範囲拡大について、いずれも憲法上の権利に対する重大な制約となる可能性を伴うとして、反対の考えを表明している。その上で、海賊版対策としては、プロバイダ責任制限法を改正し著作権者による事後的な救済を容易にするなどの、より謙抑的な方法をまずは検証することなどを政府に対して提案している。
【参照ソース・ニュース】
複数のメディアによると、人気漫画「闇金ウシジマくん」などのデータをフリーマーケットアプリを利用して無許可で販売していたとして、東京都日野市の20代の男が8月20日、著作権法違反の疑いで宮城県警サイバー犯罪対策課に逮捕された。調べに対し、男はデータを販売したことは認めているが、「違法だとは思っていなかった」として容疑を一部否認しているという。
【参照ソース・ニュース】
韓国のKBS World Radioは8月19日、北朝鮮が発明品や芸術作品、ソフトウェアなどの著作物の知的財産権を保護する取り組みの一環として、「知的所有権局」を新たに設けたことがわかったと報じた。
北朝鮮政府の事実上のホームページとされる「ネナラ」が18日付で、同国が知的所有権の保護に向け、法制度や環境整備を積極的に進めているとの記事を掲載しており、これを受けた報道とみられる。
KBS World Radioによると、北朝鮮のメデイアで「知的所有権局」という機関が取り上げられたのは初めてだという。
北朝鮮は1974年に世界知的所有権機関(WIPO)に加盟している。
【参照ソース・ニュース】
ブルームバーグは8月24日付で、武田薬品工業のグループ会社であるバスクアルタの血友病A治療薬をめぐり、その売上から特許使用料として独バイエルに1億5500万ドルを支払う義務があると認めた米連邦地裁の陪審評決について、地裁判事が支持する判断を下したと報じた。
【参照ソース・ニュース】
こんな記事も読まれています