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7月13日
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7月14日(月)配信
先週(7月7日〜7月13日)は、講談社がロシア企業から漫画作品の著作権を侵害されたとして現地の裁判所に訴えていた訴訟で、著作権侵害が認めらたニュースなどが報じられた。
講談社は7月9日、ロシア企業に著作権を侵害されたとして現地の裁判所に提起していた訴訟について、著作権侵害が認められたと発表した。裁判所は賠償金375万ルーブル(約690万円)の支払いなどを命じ、講談社と被告企業が控訴しなかったため、6月24日に判決が確定したという。
講談社によると、被告のロシア企業、IQアート・マネジメントは、講談社が著作権を管理する漫画「進撃の巨人」など18作品を無許可で展示物として使用した有償イベントを2023年4月~10月にロシアのサンクトペテルブルクで開催。講談社はこれを受け、同年7月にサンクトペテルブルクのレニングラード州仲裁裁判所で著作権侵害訴訟を提起。裁判はことし4月7日に結審し、裁判所は15作品の著作権侵害を認めるなど、概ね講談社の訴えを認める判決を下したという。
講談社は判決を受けて、「意図的に著作権を侵害し、無許諾イベントによって収益を得る行為が許されるものではないことを明確に示すものであり、国際的な著作権保護の観点からも極めて意義深いものと受け止めている」との見解を示した。
【参照ソース・ニュース】
発売前の週刊誌記事をSNSに投稿して著作権を侵害したほか、削除を要請した出版社の業務を妨害したとして、警視庁が7月9日、職業不詳・住所不定の男(29歳)を著作権法違反と威力業務妨害容疑で再逮捕した。複数のメディアが報じた。
各社の報道によると、男は昨年7月、記事をXに投稿して出版社の著作権を侵害。さらに、削除を求めた出版社の社屋前で拡声器を用いて「編集長が出てこないならば記者の情報を出す」などと大声で話し、業務を妨害した疑いが持たれているという。容疑者の男はこれまでに別件の恐喝容疑や脅迫容疑で2回逮捕されていたという。
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