『人×IP』Force~知財人材それぞれのキャリア~

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『人×IP』Force ~知財人材それぞれのキャリア~
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特許庁からIT企業へ
元審査官補・公認会計士・弁理士のキャリア

弁理士 安高 史朗さん

転職して知財コンサルタントへ

成田 転職して、知財のコンサルをする仕事に就いたのですよね。どうして知財コンサルの仕事を選んだのですか?

安高 先ほどの話と関連しますが、やっぱり人に喜んでもらう仕事がしたかったのと、せっかくなので知財でやっていきたかったからですね。

成田 知財コンサルというと、具体的にはどんな仕事をしたのですか?

安高 立場上あまり詳しくは話せないのですが、特許情報に基づいての現状調査や戦略立案支援などですね。クライアント企業の経営コンサル全体のうちの、知財の部分を担当するという形も多かったです。

成田 コンサルの仕事はどうでした?

安高 楽しかったですよ。クライアントに喜んでもらう仕事ができましたし。特許庁時代にはなかった感覚でしたからね。

成田 ところで、安高さんは公認会計士でもあるのですよね。

安高 試験には合格していて、ただ公認会計士は試験に合格してから登録するまでに、補修所や実務経験、修了考査など面倒なハードルがあるんですよ。ようやく全てクリアしたので、8月ごろに登録をする予定です。

成田 公認会計士試験はコンサル時代に合格したと聞きましたが、どうしてまた公認会計士の資格をとろうと思ったのですか?

安高 コンサルをしていていつも感じていたのですが、、「知財ってもうかるの?」という話がありますよね。これって永遠のテーマだと思うのです。

成田 そうですね。

安高 それをやるためには、財務や会計の知識が必要だなと思ったのがきっかけです。

成田 なるほど。

安高 あとは、知財の業界で、何かで飛び出た存在になりたいという思いがありましたね。それで、弁理士だけでなくて、財務や会計の知識も身に付けようと。

成田 そういえば、弁理士になった経緯を聞いていませんでしたね。弁理士になったのはいつですか?

安高 特許庁時代です。試験は2008年の合格です。ただ特許庁時代は登録できないので、登録は転職した年の2010年ですね。

成田 特許庁の人が普通に弁理士試験の勉強をして試験を受けるって、珍しいですよね。普通に予備校に通っていたのですか?

安高 はい。2007年から○○○に通っていました。特許庁の人間が弁理士試験を受けるということは、すなわち特許庁を辞めるつもりだと見られちゃうんですよ。審査官を7年やっていれば、弁理士資格がもらえるので。 だから、○○○の受講生仲間には、特許庁勤務だということは内緒にしていました。もちろん特許庁にも内緒です。

成田 隠れ受験生ですね(笑)。2007年から勉強を始めたということは、入庁して1年後ですか。…つまり、入庁1年ですでに辞める気でいたのですね。

安高 …はい(笑)

成田 あ、予備校の名前は伏字にしておきます。前回の辻野さん(インタビュー記事「文系出身・女性弁理士のキャリア 弁理士 辻野 彩子さん」)のときと同じ理由で(笑)

安高 そうなんですか(笑)

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