ホーム > 知財人材インタビュー企画 > 元特許庁審査官補 弁理士 安高史朗さん
成田 特許庁の中の話も聞かせてください。国一に合格して、特許庁に採用されたとのことですが、同期入庁は何人くらいいたのですか?
安高 特許審査部の同期は60人ほどでした。特許審査部は第1部から第4部まであって、それぞれ15人ほどです。
成田 特許というと、男ばかりのイメージがありますが、女性はどのくらいいましたか?
安高 60人のうち10人くらいが女性でしたね。みな理系女子ですよ。
成田 60人中10人ですか。女子争奪戦は激しそうですね(笑)
安高 特許庁って、庁内結婚が多いんですよ(笑)
成田 そうなんですか(笑)。女性は結婚後も勤務することが多いのですか?
安高 多いですね。産休制度も育児休暇制度もきちんとしているので、育児がひと段落してから職場復帰できます。短時間勤務制度もあります。 審査官の仕事は、チームでの仕事ではなくて個人での仕事なので、こういったことが可能なのです。そういうところは、ホワイト企業だと思います。
成田 特許庁の出世コースって、どんな感じなのでしょうか? 出世すると審判官や審判長になるのでしょうか?
安高 いや、よく勘違いされますけど、審判官になるのが出世という感じでもないです。どちらかというと、出世コースは、出向や併任を繰り返して管理職に就くパターンですね。
成田 というと?
安高 出向先でも仕事ができて評価されるということは、チームワークができて、マネージメント能力や折衝能力があるということなので、そういう人が管理職へと出世していきますね。庁内でもみなそういう認識でいると思います。
成田 そうなのですか。
安高 逆に、審査室での現場仕事を好む人もいて、そういう人は審査官や審判官を長くやっていますね。 この点もホワイトだと思う理由なのですが、一般企業の場合、それなりの年齢になると、いわゆるヒラでは居られないじゃないですか。 でも特許庁の場合は、そういう現場仕事をずっとやっていたい人でも、年齢をかさねても、審査のプロフェッショナルとして勤めていられます。そういう良さがあります。
成田 なるほど。特許庁はホワイトということですが、となると、辞める人はあまりいないのでしょうか?
安高 あまりいませんよ。実は私が辞める時も、上司にすごく反対されまして。「考え直せ!」って、おこられました。それで転職が半年遅れました(苦笑)
成田 たしかに、普通の感覚からしたら、特許庁に勤めていた方がいいと思いますよね(笑)。親心だと思いますよ。安高さんのことだから、入庁以来、出世コースに乗っていたでしょうし。
安高 …まあ、、そうですね(笑)
成田 でも分かっていても、安定よりも刺激や冒険を求めちゃうんですよね(笑)
安高 …そうですよね(笑)
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