ホーム > 知財人材インタビュー企画 > 弁理士 桐山大さん
成田 弁理士という職業に出会ったのは?
桐山 当時交際していた彼女の父親が弁理士だったのがキッカケです。
成田 なんとそんな経緯が(笑)
桐山 はい。彼女から「弁理士って知ってる?父親がやっているんだけど…」って言われて。弁理士という資格についてはもちろん知っていましたが、リアルに知ったのはその時でした。彼女とは結婚するつもりでいたところだったので…。そんな経緯で、彼女と結婚して義父が経営している事務所に入ることになりました。
成田 なるほど。そこで腹をくくったわけですね。
桐山 そうですね(笑)。資格なしで事務所に入って、もう合格が義務付けられているという…
成田 弁理士試験の勉強はそれから始めたのですね?
桐山 はい。平日9時~17時まで働いて、17時半から23時まで自習室に行って、勉強するという毎日でした。休日は9時から21時まで勉強していましたね。とにかく勉強。まあつらかったですね(笑)
成田 試験はどうでしたか?
桐山 1回目は落ちて、2回目も実は受かると思っていなくて。論文試験の特・実の科目で時間が全く足りなくて、2問目は半分くらいしか書けませんでしたから…。でも商標は「これ自分より書ける人いないんじゃないかな」って思うくらい良く書けて。合格発表で自分の受験番号を見つけた時は、「あったよ!」って腰を抜かしましたね(笑)
成田 この頃から事務所で仕事もしていたわけですよね。
桐山 ええまぁ、でも今から比べれば、それほど大きな仕事はしてなかったです。それより勉強しなさいと言われていて。恵まれていたとは思います。
成田 気分的には背水の陣ですよね。
桐山 そうですね。やっと本気になったというか。
成田 合格してからはバリバリ働いて、今7年目ですか。
桐山 はい、今44歳ですけど、まだ7年目です(笑)。でもいろいろな仕事を経験させてもらっています。
成田 弁理士に実際になってみて、なる前に想像していた通りでしたか?それとも、想像とは違っていたのでしょうか。
桐山 そもそもあまり想像できていなかったんですよ。商標とかどんなものかわかっていなかったので。弁理士はマニアックな理系の仕事、というイメージでした。でもやってみるとめちゃくちゃ面白いですよ。
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