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先週の知財ニューストピックス(7月28日〜8月3日)

8月4日(月)配信

 先週(7月28日〜8月3日)は、米トランプ政権が歳入増を目的に、特許保有者に対して新たな手数料を課すことを検討しているとの観測報道が伝わった。

米政権、特許保有者から新たな手数料徴収を検討=報道

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは現地時間7月28日、トランプ米政権が特許制度の大幅な見直しを検討していると報じた。記事によると、米政権は特許の保有者から、それぞれの特許が持つ価値の1~5%を新たな手数料として徴収することで数百億ドルの歳入増を目指しているという。関係者の話として伝えており、ハワード・ラトニック商務省長官による案だとしている。

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ソニーグループがテンセントを米地裁に提訴、人気ゲームの著作権・商標権侵害で

 複数のメディアの報道によると、ソニーグループ傘下のソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が米国時間7月25日、中国のテンセントとその傘下企業に著作権と商標権を侵害されたとして、米カリフォルニア州連邦地裁に提訴した。テンセントがリリースを予定しているアドベンチャーゲーム「Light of Motiram」が、SIEの人気作「Horizon Zero Dawn」に酷似しているとして、侵害されたとする「Horizon」シリーズの各作品ごとに最大15万ドルの損害賠償の支払いと差し止めを求めているという。
 報道によると、ソニー側は2024年、テンセント側からHorizonシリーズのスピンオフ作品を開発するためにライセンス契約を結びたいとのオファーを受けたが断った経緯があるという。
 Horizo​​n Zero Dawnは、SIEの子会社である英ゲリラゲームズが開発したゲーム作品で、全世界売上高が累計2000万本を記録した人気作。

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営業秘密持ち出しか、新興素材メーカー元社員を書類送検 不正競争防止法違反容疑

 新興の素材メーカー、TBM(東京都千代田区)は8月1日、元社員の男ら2人を警視庁が不正競争防止法違反容疑で同日付で東京地検に書類送検したと発表した。容疑者の1人は元次世代事業推進室長で、在職中に営業秘密を持ち出したとされ、もう1人の容疑者はそれをほう助したとされる。各社の報道によると、二人は容疑を認めているという。
 TBMの発表によると、容疑者の元室長は2023年、二酸化炭素の回収・利用(CCU)事業に関する営業秘密を無断で外部データベースに移動させ、私用での利用を画策したことから、同年8月末にコンプライアンス違反により懲戒解雇処分を受けたという。持ち出した情報には、CCU事業の製品開発情報や出願準備中の特許に関する資料などが含まれており、元室長はCCU事業を自ら独立した事業として行うため、他社との商談でもこれらの情報を漏出させていたという。

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ゾフがジンズの意匠権を侵害

 眼鏡チェーン「JINZ(ジンズ)」の運営会社ジンズホールディングスは8月1日、「Zoff(ゾフ)」とその運営会社であるインターメスティックに対して東京地裁で起こした意匠権侵害訴訟において、自社の訴えが認められたと発表した。判決は7月17日付。共同通信の8月1日付記事によると、東京地裁は同判決でゾフに約140万円の支払いを命じたという。ジンズHDによると、インターメスティック側は控訴しなかったため、判決が確定した。
 対象となった意匠権は「JINS Switch Flip up」などに用いられている仕様で、ワンタッチでフレームからレンズを跳ね上げることができる機能だという。
 この判決に対しインターメスティックは1日、「当社の主張が一定程度認められたものの、一部敗訴の判決が下された」とした上で、「主張が認められなかった点については誠に遺憾だが、判決を真摯に受け止める」としたリリースを発表した。

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