知財ニュースまとめIP Force が1週間の知財ニュースをサマリー

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先週の知財ニューストピックス(7月21日〜7月27日)

7月28日(月)配信

 先週(7月21日〜7月27日)は、ソニーグループがバンダイナムコホールディングスに出資する形で戦略的業務提携し、アニメ領域を中心にIP戦略を進めると発表したニュースなどが報じられた。

ソニーとバンナムHDが戦略的提携、アニメ中心にIP価値を最大化

 ソニーグループとバンダイナムコホールディングスは7月24日、戦略的な業務提携契約を締結した発表した。ソニーがバンナム株式約2.5%を約680億円で取得し、アニメ領域を中心に知的財産(IP)価値の最大化を目指した戦略を進めるとしている。
 具体的には、バンダイナムコが展開するIPの作品や商品、サービスについて、アニメなどの映像制作や配信、商品化をソニーのチャネルを通じて展開する。アニメや漫画といったIPの共同開発・共同プロモーションや、体験型エンターテインメントの企画・技術協力なども具体的に検討していく。さらに、クリエイター支援やファンエンゲージメント領域での共同出資や業務提携などにも取り組むとしている。

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トランプ米政権、「AI行動計画」発表 「AIの世界標準確立し、米国の技術で世界を支える」

 トランプ米政権は米国時間23日、AIの開発競争に向けた包括的な戦略「AI行動計画」を発表した。米国の繁栄や経済と国家の安全保障を守るために、「AI開発競争における勝利は譲れない」と強調。米国製の安全なAI製品フルパッケージをつくって友好国や同盟国に輸出すること、データセンターを迅速に構築すること、AI開発を強化するために規制緩和・撤廃を進めることなどを軸に据えた。政府が契約する大規模言語モデル(LLM)開発者に対し、客観的でイデオロギー的偏見がないことなどを求める方針も示した。
 マルコ・ルビオ国務長官は、「これらの政策目標は、米国がAIに関する世界標準を確立し、世界が米国の技術によって支えられ続けることを確実に実現するという期待を抱かせるものだ」との考えを示した。

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トランプ氏、「AI開発企業にコンテンツ学習の対価求めること期待できない」

 ドナルド・トランプ米大統領がAIに関する会合で、AIの開発企業がAIシステムの開発に際して著作権で保護されたコンテンツを利用しても「対価を支払うことは期待できない」との考えを示した。米国時間7月23日に開かれた「AIサミット」の中で述べた話として、複数のメディアが報じた。
 米メディアの「デットライン」が同日付で報じたところによると、トランプ氏は、「学習した記事のひとつひとつやすべての本など、学習対象となったあらゆるものに対して対価を支払っていては、AIプログラムの成功は期待できないだろう」と指摘。「米国は、強力な知的財産権保護制度を持たない中国に後れを取るわけにはいかない」と述べ、国家主導で開発を強化する中国との熾烈な競争を制するためにも、「常識的なルール」が必要だと主張した。

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半導体関連部品の情報持ち出しか、元副社長を不正競争防止法違反容疑で逮捕

 川崎市にある半導体関連部品製造「クリエイティブテクノロジー」から製品情報を不正に持ち出したとして、神奈川、宮崎両県警は7月22日、同社元副社長の男を不正競争防止法違反の疑いで逮捕した。情報の持ち出しに協力したとして、元部下の男女2人も23日、同容疑で書類送検された。複数のメディアが報じた。
 23日付で読売新聞が報じたところによると、逮捕された容疑者は宮崎市在住で、2021年3月に同社を退職後、宮崎市内で同業種の会社を設立していた。記事によると、この男と元部下の2人は共謀して2021年5~9月頃、クリエイティブテクノロジーの主力製品に関する情報や顧客情報などを不正に持ち出した疑いが持たれているという。2人は男の指示で動いていたとみられている。

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