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先週の知財ニューストピックス(3月25日〜31日)

4月1日(月)配信

 先週(3月25日〜31日)は、欧州議会で、インターネット上の著作権保護を強化することを目的とした著作権法の改正案が承認された。グーグルニュースなどのプラットフォーマー側に、コンテンツの著作権者に対する使用料の支払いを義務付けるほか、違法コンテンツのアップロードを防ぐ法的責任も負わせる内容となった。加盟各国で承認されれば、2年以内に各国で施行される見込み。
 国内では、日本政府が、先端技術協力について中国と話し合う日中対話を4月2日に北京で初開催する方向で最終調整に入ったとの報道があった。知的財産権の保護強化や、人工知能(AI)分野での連携などについて協議するという。

欧州議会、著作権法改正案を承認、グーグルニュースなどに直接的な影響

 欧州議会は現地時間3月26日、インターネット上の著作権保護を強化するため、著作権法令の改正案を承認した。新たな法令では、コンテンツを掲載するプラットフォーマーに対し、新聞社やアーティストなどの著作権者にコンテンツの使用料を支払うことを義務付けるほか、著作権を侵害する違法アップロードが行われないようフィルタリングすることなどを義務付ける。今回の改正により、ユーチューブ、フェイスブック、グーグルニュースなどの巨大プラットフォーマーがもっとも直接的な影響を受けるだろうとしている。
 一方、ミーム(パロディなどとしてネット上で拡散していく画像・文章・画像などのコンテンツ)やGIFなどのアップロードは認めている。個別のワードやごく短文の抜粋などとともにニュースコンテンツのハイパーリンクを無償でシェアすることも可能とした。
 同改正案は2016年以来、欧州議会において2年以上にわたって議論されてきた。今後は、加盟各国での承認手続きに入る。各国で承認されれば成立し、2年以内に各々の国で施行される見通し。
 インターネット企業をめぐる話題としてはこのほか、アップルとクアルコムによる係争で、米国際貿易委員会(ITC)が現地時間26日、アップルの「iPhone」の一部機種がクアルコムの特許を侵害しているとして、iPhoneの米国への輸入禁止を命じるよう勧告したと複数メディアが報じた。対象機種は明らかにされていない。なお、26日付ロイター通信によると、輸入制限の勧告に法的拘束力はないという。

日中、4月に先端技術協力で対話、知財保護やAI連携など議題

 共同通信は28日、複数の日中関係筋が明らかにした話して、日本政府が先端技術協力に関する初の日中対話を4月2日に北京で開催する方向で最終調整に入ったと報じた。6月に見込まれる習近平・中国国家主席の来日に向けた環境整備の一環とされる。AI分野での連携や、知的財産権の保護強化について協議するという。

 国内ではこのほか、農林水産省が27日、イチゴなど日本で開発された農作物の新品種の海外流出を防ぐ施策を話し合う検討会の初会合を開催した。

米中貿易交渉、合意文書の文言をすり合わせ、4月に米で協議継続

 米中の貿易交渉をめぐっては、閣僚級協議が28、29日に北京で開催された。知的財産権の保護や構造問題をめぐる議題のほか、合意内容を中国に順守させるための仕組みなどについて議論されたとみられる。米側からは、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とムニューシン財務長官らが参加し、中国側からは劉鶴副首相が交渉に臨んだ。ブルームバーグは29日付で、同日開催の会合で、英語と中国語で作成される合意文書の内容に食い違いがないことを確実にする取組として、文書の文言を1行ごとにすり合わせる作業が行われたと報じた。
 4月3日からは、ワシントンに場所を移し、閣僚級協議を続ける予定。

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