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1月12日
12月23日(月)配信
先週(12月16日〜12月22日)は、先週(12月16日〜12月22日)は、実業之日本社をはじめとする出版5社が電子書籍を手掛ける企業と連携して、ブロックチェーン技術などを用いた海賊版対策の実証実験を始めた動きなどが伝わった。
実業之日本社など出版5社は20日、電子書店を運営するJコミックテラスとともに、ブロックチェーン技術を活用した海賊版対策の実証実験を開始すると発表した。
同実験では、出版ビジネスの基盤となる、著者と出版社の合意、「出版契約(著作物利用許諾契約)」でなされた合意内容と契約を、ブロックチェーンと電子署名技術を組み合わせた分散型プラットフォームに記録することで契約の真正性を担保する。さらに、分散型プラットフォームの情報を電子書店のサーバーに接続し、真正な契約に基づいで公開・販売されているコンテンツに「正規版」である旨の電子手的な表示をすることで、利用者の遵法意識を高め、健全な出版コンテンツの流通を促すことを目指すという。
文化庁は、権利者の許可なくアップロードされたコンテンツを侵害コンテンツと知りながらダウンロードすることを違法化するための有識者検討会で、第2回目の会合を18日に開いた。
18日付共同通信によると、漫画のパロディー作品を含む2次創作物のダウンロード行為を規制の対象外とする案を示し、おおむね了承されたという。2次創作が多様な表現活動に寄与し、著作権者への経済的影響が小さいことなどが理由だという。
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トヨタ自動車の米国子会社は19日、保有する知的財産のライセンスを供与するプログラムとして「トヨタIPソリューションズ」を立ち上げると発表した。同プログラムを、米国や各国の企業に自社が持つ特許をライセンス供与する際のアクセスポイントにする考えだという。当初は、生体活性素材などの4分野の特許について、ライセンス供与を展開する。
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農林水産省は17日、和牛の受精卵や精液などの遺伝資源が海外に流出するのを防ぐ仕組みづくりに向け、有識者検討会を開いた。同会合では、家畜の改良は「知的創造活動」であるとの観点から、和牛の遺伝資源が知的財産だとし、その保護に向けたルール作りを目指している。
今回の会合では、対策のための論点整理が行われ、遺伝資源の不正な持ち出しを防ぐために差止請求権を認めること、損害賠償請求の際には、不正競争防止法も参考にした損害額の推定規定を設けることなどが提案された。さらに、悪質な持ち出し行為があった場合には刑事罰を科す方向性なども示された。
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複数メディアの報道によると、海賊版サイト「漫画村」をめぐる著作権法違反事件で、サイトの元運営者とされる男が16日、福岡地裁で開かれた初公判で、「私に責任はあると思う」と述べ、起訴内容を認めたという。同被告は捜査段階では黙秘を続けていた。
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