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7月20日
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7月22日(火)配信
先週(7月14日〜7月20日)は、三菱UFJ銀行に出向していた日本生命の社員による同行内部資料の持ち出しなどが判明し、ニュースとして報じられた。
日本生命は7月16日、同社から銀行への出向者が銀行の内部資料を持ち出し社内で共有していたとして、陳謝するリリースを出した。各メディアの報道によると、出向先の銀行は三菱UFJ銀行で、日生側もこれを認めている。
日生側の発表によると、同社員が持ち出した三菱UFJ銀行の内部資料は、同行における業績評価体系や、ほかの生命保険会社の商品改定状況などについての内部資料だという。2024年3月、この出向社員が自社商品の販売推進につなげたいと考え、同内部資料を無断で持ち出して自社の金融法人部門営業担当者に送付。営業担当者はこの内部資料を使って社内向け資料をつくり、2024年4月に金融法人部門内にメール送信して共有したとしている。
複数の報道によると、持ち出された情報は、三菱UFJ銀側に伝わらないよう「逆流厳禁」と記された上で日生社内でやりとりされていたという。
日生は18日、今回の情報漏えい事件を受け、金融庁から同日付で保険業法に基づく報告徴求命令を受け取ったと発表した。
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米メタの幹部は7月18日、欧州連合(EU)が「AI法」に合わせて策定した「行動規範」について、綿密に検討した結果、署名しないとの方針を示した。
同社のグルーバル問題担当責任者であるジョエル・カプラン氏が同日、リンクトインへの投稿で表明した。同氏は、「この規範が汎用AIモデルの開発者にとって多くの法的不確実性をもたらすだけでなく、AI法の範囲をはるかに超える措置も含んでいる」として警戒感を示した。
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テレビ番組で楽曲を使用したとする虚偽の報告を受けて楽曲使用料をだまし取られたとして、日本音楽著作権協会(JASRAC)が番組の音響効果を担当していた会社などに損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は7月17日、報告が虚偽だったことを認定して被告企業側に計約5億7500万円の支払いを命じた。複数のメディアが報じた。
読売新聞の17日付記事によると、被告企業側は自社保有楽曲の著作権管理をJASRACに委託しており、2014~2021年に番組内で自社の曲を計4万回あまり使われたと報告。JASRACから使用料として計5億1000万円を受け取っていたが、自社が関与していない番組でも曲が使われたとの虚偽の報告をし、使用実績を水増ししていたとしている。
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