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1月12日
1月14日(火)配信
先週(1月6日〜1月12日)は、国内出版社が米サーバー会社に対し、海賊版サイトに配信中継サービスを提供することで著作権侵害行為に加担しているとして、損害賠償とコンテンツの削除を求めて東京地裁に提訴する動きなどが伝わった。
竹書房は7日、漫画の海賊版サイトに配信中継サービスを提供し「著作権侵害を行う環境を提供している」として、米IT大手のクラウドフレアに対し、損害賠償と著作権侵害ページの削除を求める訴訟を東京地裁に起こしたと発表した。同訴訟は竹書房が発行するウェブコミックの著作者の一人と同社が共同で、2019年12月20日付で起こしたものだという。
竹書房は、「本来、サーバーの提供などは直接の著作権侵害行為ではないと判断している」とした一方で、「著作権侵害者に対してサービスを与えることで、簡易かつ大規模に著作権侵害を行える環境を提供していることもまた事実」だと主張。サービス提供者であるクラウドフレアに対し、コンテンツの適法性のチェックや、著作権侵害の通知受領後の速やかなコンテンツ削除など、「著作権侵害者に対して厳しい態度」で臨むことを求めている。
クラウドフレアは、ウェブサイトへの大量のアクセスを効率化するサービスを手がけている。
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文化庁は7日、インターネット上の漫画や写真などのコンテンツを海賊版と知りながらダウンロードする行為を違法化する著作権法の改正に向け、第3回目の検討会を開催した。複数メディアの報道によると、同会合では改正案の大枠の方針をまとめ、漫画のほかに雑誌や論文などからのダウンロードも規制対象として、軽微な事例は違法化しない一方で、「論文や記事などの半分程度」は軽微と認めずに違法化するなど、どこで線引きするかを具体的に定めたという。二次創作作品も、違法化の対象から外すこととした。
検討会は大筋で合意したが、一部の論点で意見が一致せず、今後、座長が議論をとりまとめることになったという。
文化庁は、次回の通常国会への同法改正案の提出を目指している。
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複数メディアの報道によると、民事裁判のIT化の取り組みとして、2月から裁判の一部手続きにインターネットのウェブ会議が導入されることを受け、最高裁は9日、ウェブ会議のデモンストレーションを東京地裁で公開した。民事裁判におけるウェブ会議は2月3日から東京や大阪などの8地裁のほか、知財高裁で先行導入される。
従来、裁判官と双方の弁護士は電話でやり取りしていたが、ウェブ会議の導入によって画面を通して書面を共有して争点整理などができるようになるという。
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