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11月24日
5月11日(月)配信
先の週(4月27日〜5月10日)は、新型コロナウィルス感染症対策として、キヤノンやトヨタ自動車をはじめとする国内企業が、収束に向けた取り組みに関連する知財の無償開放を行うことを宣言したニュースが注目を集めた。
キヤノンやトヨタ自動車など約20社は、新型コロナウィルス感染症への対策が早期に進むよう、国内外で保有する知的財産権を無償開放する。このほど、これらの企業や京都大学が発起人となり、「知的財産に関する新型コロナウイルス感染症対策支援宣言」を宣言。世界保健機関(WHO)が新型コロナウィルスまん延の終結宣言を行うまでの期間、診断、予防、封じ込めや治療をはじめとする、同感染症のまん延終結を唯一の目的とした行為について、特許権、実用新案権、意匠権、著作権の権利を行使しないとした。
同宣言書は、発起人でもある京大発ベンチャーのジェノコンシェルジュ京都(GCK)が事務局を担う。同宣言はGCKの特設ページ上から、企業、研究機関、大学、個人など、あらゆる知財保有者が宣言できる。
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複数メディアの報道によると、主要7か国(G7)の財務大臣が日本時間4月30日に電話会談を開催し、この中で麻生財務相が、新型コロナウィルスの治療薬やワクチンの開発を促し、G7で特許権の買取を行う基金を設立して途上国に安価に提供する仕組みを検討するよう提案したという。
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日本音楽著作権協会(JASRAC)は4月30日、米国におけるYouTubeでの配信利用に伴う録音権使用料の徴収について、米ミュザーク社と管理委託契約を結んだと発表した。これにより、JASRACが管理する国内楽曲が米国のYouTubeで配信利用された場合、同社が配信利用に伴う複製を許諾し、使用料の請求・徴収を行うことになる。徴収の対象は、2018年の利用分まで遡る。
JASRACはこれまで、米国での録音権の管理については、ハリー・フォックス・エージェンシー(HFA)と管理契約を締結し、米国でのCDなどの録音利用や一部の配信利用について管理を委託してきた。今回のミュザークとの契約が加わったことで、米国による使用料送金額の増加などが見込まれるという。
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