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2月16日
9月14日(月)配信
先週(9月7日〜9月13日)は、自動車に搭載する通信規格をめぐる特許権侵害訴訟でシャープがダイムラーに勝訴したニュースなどが伝わった。
シャープは9月11日、自動車に搭載するLTE規格技術を巡り、ダイムラーに対してドイツのミュンヘン地方裁判所で起こしていた特許侵害訴訟に勝訴したと発表した。判決は10日付。判決では、ダイムラーによる損害賠償責任を認めたほか、対象となる自動車の販売をシャープが差し止めることも可能とした。
通信機能を搭載した「コネクテッドカー」の通信技術をめぐっては、8月にノキアがダイムラーに対して起こした訴訟で勝訴している。
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複数のメディアが10日付で報じたところによると、京都大学の本庶佑教授が、がん免疫治療薬「オポジーボ」を製造・販売する小野薬品工業から支払われた特許使用料について、大阪国税局から申告漏れを指摘されていたことがわかったという。
本庶氏が、支払われた特許料が少なすぎるとして受け取りを拒否したため、小野薬品は法務省に「供託金」として預けていたが、国税局は受け取っていない特許料でも税金を納めるべきと判断したという。申告漏れとして指摘されたのは、2018年までの4年間で約22億円。
各紙の報道によると、所得税の追徴税額は過少申告加算税を含めて約7億円で、意図的な税逃れではないとして、重加算税は課されなかったとみられるという。
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財務省が9月11日に発表した2020年上半期(1~6月)の全国の税関における知的財産権侵害物品の差止状況によると、輸入差止件数は前年同期比18.7%増の1万5344件で、3年ぶりの1万5000件超えとなった。輸入差止点数は53.3%減の27万2567点だった。
仕出国(地域)別の輸入差止件数では、中国が1万3231件(前年同期比22.3%増)で全体の86.2%を占め、引き続き高水準となった。輸入差止点数でも中国を仕出しとするものが16万5876点(23.0%減)で全体の60.9%となった。
知的財産権の種類別でみると、輸入差止件数は偽ブランド品などの商標権侵害物品が1万4990件(19.2%増)で全体の97.4%と大部分を占め、次いで偽キャラクターなどの著作権侵害物品が218件(0.5%増、全体の1.4%)となった。輸入差止点数についても、商標権侵害物品が18万7129点(63.6%減)となり、全体の68.7%と大半を占める傾向が続いた一方で、スマートフォンのグリップ・スタンドなどの特許権侵害物品が3万1142点(約8倍、全体の11.4%)と前年から大きく増加した。
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共同通信は12日付で、セブン‐イレブン・ジャパンとフランチャイズ契約を結ぶオーナーの男性が、同社の「ネットコンビニ」事業によって情報処理システムの特許を侵害されたとして、1200万円の損害賠償を求める訴訟を近く起こす考えだと報じた。同特許は、客が購入できる商品をスマホに表示するシステムをめぐるものだという。
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