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2月16日
11月2日(月)配信
先週(10月26日〜11月1日)は、米企業から企業秘密を盗んだ疑いで起訴されていた台湾の半導体大手が罪を認め、過去2番目となる罰金の支払いと、同罪で起訴されていた中国企業に対する捜査協力に同意したニュースが報じられた。このほか、4月1日の改正意匠法施行から初めて、「内装の意匠」などが意匠登録されたニュースも伝わった。
米司法省は10月28日、マイクロン・テクノロジーから企業秘密を盗んだ疑いで中国企業とともに起訴されていた台湾の半導体大手、聯華電子(UMC)が、起訴内用を認めて6000万ドルの罰金を支払うことに同意したと発表した。UMCは米司法省との取引で、もう一方の被告である中国企業の捜査に協力することにも同意した。罰金額の6000万ドルは、同種の事件では過去2番目に多い金額だという。
UMCは翌29日、この件について、企業秘密の窃盗を認め、罰金を支払うことで米司法省に同意したと発表した。
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カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は10月26日、傘下の蔦屋書店の内装が意匠登録され、「内装の意匠」が初めて認められた4月1日施行の改正意匠法における登録第1号の事例になったと発表した。
登録されたのは、天井までの高さがある書架に囲まれたロングテーブルのある内装の意匠と、書架で囲まれた小部屋が連続する「本の小部屋」の意匠。
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住友ゴム工業は10月28日、中国のタイヤメーカー腾森橡胶轮胎(威海)有限公司が特許権と意匠権を侵害したとして北京知的財産裁判所に侵害差止請求訴訟を起こしていたが、同裁判所の調停で和解が成立したと発表した。
対象となったのは、モトクロス競技用タイヤであるダンロップ「GEOMAX MX52」のトレッドパターンに関する意匠権と、同社のタイヤテクノロジー「プログレッシブ・コーナリング・ブロック・テクノロジー」に関する特許権で、自動二輪用タイヤに使われている技術。住友ゴムは2019年1月11日、これらの権利を侵害してタイヤを製造・販売したとして、腾森橡胶轮胎に対し特許権侵害訴訟と意匠権侵害訴訟を起こしていた。
腾森橡胶轮胎(威海)は侵害行為を認めた上で和解金を支払うことで合意したという。
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時事通信は10月29日、韓国最高裁が三菱重工に賠償を命じた元挺身(ていしん)隊員らの訴訟で、大田地裁が差し押さえた同社の韓国内資産の売却に向けて「審問書」などの「公示送達」の手続をとっていたことが同日わかったと報じた。原告側は三菱重工が韓国内で保有する特許権6件と商標権2件を差し押さえているが、地裁は11月10日以降、売却命令を出すことが可能になる。
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