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2月2日
4月5日(月)配信
先週(3月29日〜4月4日)は、米IBMが楽天グループを特許権侵害で提訴したニュースなどが伝わった。
IBMは米国時間3月29日、楽天グループがインターネット通販などのサイトやアプリで同社の保有する4件の米国特許を侵害しているとして、技術使用の差し止めや損害賠償を求めて米デラウェア州連邦裁判所に提訴した。
訴状によると、楽天がライセンス許諾を受けていない技術を用いていることをめぐり、IBMは楽天に対しておよそ6年間にわたって交渉を求めてきたが、楽天側がまともに取り合わなかったとしている。IBMによると、アマゾンやアップル、グーグル、フェイスブックといった「同様の企業」は、IBMとのクロスライセンス契約を結んでいるという。
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音楽教室で演奏される楽曲の著作権使用料を日本音楽著作権協会(JASRAC)が徴収できるかが争われた裁判の控訴審で知財高裁が下した、音楽教室側の請求を一部認める判決について、JASRACと音楽教室はともに不服があるとして最高裁に上告した。JASRACは3月31日付、音楽教室側は4月1日付で行った。
同裁判では、一審の東京地裁判決ではJASRAC側の主張を全面的に認め、生徒と指導者双方の演奏時で著作権料を徴収できるとしていたが、控訴審では、音楽教室側の主張を一部認め、生徒の演奏には著作権料が発生しないとする初めての判決を言い渡した。
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公正取引委員会と経済産業省は3月29日、「スタートアップとの事業連携に関する指針」を発表した。スタートアップと大企業などが連携するオープンイノベーションの際に、「あるべき契約の姿・考え方」を示すことを目的に策定した。特に、秘密保持契約(NDA)、技術検証(PoC)契約、共同研究契約やライセンス契約の4つの契約に焦点をあて、これらの契約で生じる問題事例とそれに対する独占禁止法の考え方を整理し、さらに問題解決の方向性などを示したとしている。
公取委と経産省は昨年11月に公表した「スタートアップの取引慣行に関する実態調査報告書」の内容を踏まえ、今回発表した原案を12月23日に発表。今年1月25日を期限としてパブリックコメントを募っていた。
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共同通信は3月29日付で、中国において第三者が無断で登録した日本の地名などの商標について、日本政府がリスト化作業に着手したことが同日わかったと伝えた。日本や中国など15か国が参加する地域的な包括的経済連携協定(RCEP)が、こうした冒認商標に対する規制を強化する条項を盛り込んでいることから、同協定の発効を契機に、是正への対応を加速するという。
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