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1月26日
10月4日(月)配信
先週(9月27日〜10月3日)は、元理化学研究所のプロジェクトリーダが、自身も発明に携わった網膜色素上皮(RPE)細胞の製造方法に関する特許を巡り、権利を保有する企業による治験が進まないことなどを理由に自身の会社にも特許の使用を認めるよう、国に裁定を請求していたニュースなどが伝わった。
iPS細胞を用いた網膜細胞移植に世界で初めて成功した、元理化学研究所プロジェクトリーダーの高橋政代氏が、同技術に関する特許権を持つ理研と再生医療ベンチャーのヘリオスに対し、自身の会社にも特許の使用を認めるよう、経済産業大臣に裁定を求めたことがわかった。同氏が9月21日に自らのSNS上で明らかにした。
裁定を求めたのは、眼科領域を手がけるスタートアップで高橋氏が代表を務めるビジョンケアと、VC Cell Therapy。対象の特許は、網膜色素上皮(RPE)細胞の製造方法に関するもので、高橋氏が理研在籍時に発明に携わった。
同氏によると、特許を保有する企業による治験が進んでいない状況下、自身の会社が特許を使用できるようヘリオスに協議を求めたが応じてもらえなかったため、「公共の利益のために裁定を請求するに至った」という。請求は特許法に基づくもので、「公共の利益のための通常実施権」を求めている。9月28日付朝日新聞によると、こうした請求は過去に1だけ行われたが却下されており、裁定の判断が下されれば初のケースになるという。
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日本画の巨匠、平山郁夫や東山魁夷などの作品をもとにした偽物の版画が流通していた事件で、警視庁は9月27日、大阪府池田市の元画商と奈良県大和郡山市の版画工房経営者を著作権法違反の疑いで逮捕した。各紙が報じた。
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ソフトバンクは9月30日、米アルファベットの子会社ルーンから、成層圏通信プラットフォーム(High Altitude Platform Station:HAPS)の関連特許約200件を取得したと発表した。これら200件には出願中の特許も含まれる。
取得したのは、HAPSのネットワーク技術やサービス、運用、航空機などに関する特許。これにより、ソフトバンクとHAPS関連事業を手がける同社の子会社は、合計で500件以上と、業界最大規模のHAPS関連特許を保有することになるという。
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9月29日付中日新聞は、国際オリンピック委員会(IOC)が公式スポンサー以外の事業者による便乗商法を防ぐために登録した商標「五輪」を巡り、弁理士らが無効審判請求を行ったと報じた。請求は9月13日付。「五輪」は2019年2月1日付で登録されている。
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各紙の報道によると、韓国大法院が三菱重工に元朝鮮女子勤労挺身隊らへの賠償を命じた判決が確定したことに関連し、韓国中部・大田地裁は27日、韓国国内で差し押さえられていた同社の商標権と特許権の売却命令を出した。原告弁護団が明らかにしたという。徴用工訴訟で売却命令が出るのは初めて。
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