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12月1日
10月11日(月)配信
先週(10月4日〜10月10日)は、通信技術をめぐり特許紛争を世界で繰り広げていたシャープとオッポが和解し、クロスライセンス契約を締結したニュースなどが伝わった。
シャープとオッポは8日、両社の通信技術の特許のほか、それぞれの端末製品の販売をカバーするグローバルな特許クロスライセンス契約を締結したと発表した。これにより、両社が世界各地で争ってきた訴訟も取り下げる。
シャープは2020年1月、オッポジャパンがスマートフォンの通信技術に関する特許を侵害したとして東京地裁に特許権侵害差止請求訴訟を起こした。同年3月にはオッポの中国本社に対する特許権侵害訴訟を日本とドイツで提起。これに対し、オッポもシャープを相手に特許権侵害訴訟を起こすなどし、世界で両社による特許紛争が繰り広げられていた。
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岸田首相は8日の所信表明演説で、日本の「経済安全保障を推進するための法案を策定する」考えを表明した。これに先立ち、4日発足の新内閣で新設された経済安全保障大臣に就任した小林鷹之氏は、5日の就任会見で、経済安保関連法案について2022年1月に召集する「次期通常国会での提出も視野に入れた法整備、そのために必要な体制整備も含めて必要な対応について速やかに検討していきたい」との考えを示した。法案の検討に当たっては、「重要技術の特定、保存、育成」を進める必要などがあるとの見方も示した。同法案には、技術情報の流出を防ぐため、特許の非公開化、輸出管理の見直し、留学生・研究者の受け入れ審査の強化などが盛り込まれるとみられている。
これに関連して、時事通信は9日付で、法案提出の準備を主導する組織として、「経済安全保障室」を新設する方針を固めたと報じた。近く、内閣官房を中心に組織を整えるという。
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米中両政府は米国時間8日、閣僚級の貿易協議をオンラインで再開した。米通商代表部(USTR)のリリースによると、両者は「第一段階の合意」の履行状況について検証したほか、未解決の問題について話し合うことで合意したという。
米国側からはUSTRのタイ代表が、中国側からは劉鶴副首相が出席した。タイ氏は協議の中で、中国の国家主導による非市場的な政策や慣行に対する米国の懸念を強調したという。
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