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12月8日
10月18日(月)配信
先週(10月11日〜10月17日)は、日本製鉄が電動自動車(EV)に使われる鉄鋼製品の特許権を侵害されたとして、トヨタ自動車と中国の鉄鋼大手を提訴したニュースなどが伝わった。
日本製鉄は14日、電動自動車(EV)などのモーターに使われる「無方向性電磁鋼板」の特許を侵害されたとして、トヨタ自動車と中国の鉄鋼メーカー宝山鋼鉄に対し損害賠償請求訴訟を東京地裁に起こしたと発表した。賠償請求額は、両社それぞれに対し200億円ずつの合計400億円。トヨタに対しては、同社製EVの製造販売の差止仮処分も申し立てた。 日鉄は、トヨタ、宝山のそれぞれと特許侵害に関する協議を続けてきたが、問題の解決に至らなかったため法的措置を講じるとしている。
これに対し、トヨタは同日リリースを出し、本来、材料メーカー同士で協議すべき事案であり、自社が訴えられたことは大変遺憾だとの見解を示した。トヨタによると、材料メーカーとの取引では特許抵触がないことを材料メーカーに確認するプロセスを丁寧に踏んでおり、宝山の電磁鋼板についても取引締結前に同社による特許侵害がないことを確認し契約したとしている。さらに、今回の事案が持ち上がった後、宝山に改めて確認したが、「特許侵害の問題はない」との回答を得たとしている。
一方、各紙の報道によると、宝山側は、国内外の事業で法律を厳格に順守しているとして、裁判で争う姿勢を示したという。
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