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1月19日
11月29日(月)配信
先週(11月22日〜11月28日)は、特許庁が、先行図形商標の検索ツールに活用するため、機械学習のコンペティションを開始したニュースなどが伝わった。
特許庁は22日、機械学習のコンペティションを26日から開始すると発表した。類似する図形商標のデータをもとに機械学習を行うことで、大量に存在する図形商標から類似画像を予測するモデルの開発を行い、その制度を競う。優れたモデルは、特許庁が試験的に導入しているAI技術を利用した先行図形商標検索ツール(イメージサーチツール)に搭載する予定だ。
コンペの実施期間は11月26日~2022年1月31日までで、入賞者の発表は2022年2月中を予定している。賞金は1位が30万円、2位が15万円、3位が5万円。参加資格は特に問わず、個人、団体いずれも参加可能。
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政府は26日、「経済安全保障法制に関する有識者会議」の初会合を開いた。経済安保の取り組みを強化する上で必要な法案の作成に向け、専門的な見地から検討を進める。
法案は、安全保障上の重要性が高まる機微技術の流出防止や輸出管理の強化、産業基盤の強化などを目的に、「特許の公開制限」「サプライチェーン(供給網)の強靭化」「基幹インフラ機能の安全性確保」「官民連携による先端技術の育成支援」の4つを柱に策定する方針。政府は2022年の通常国会への法案提出を視野に入れている。
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南アフリカなどで確認された新型コロナウイルスの新変異株(オミクロン株)を世界保健機関(WHO)が「懸念される変異株」に指定したことを受け、バイデン米大統領は現地時間26日に出した声明の中で、世界全体でワクチン接種を進めるために、新型コロナウイルスワクチンに関する知財を放棄するよう、各国に改めて求める考えを示した。
もっとも、この問題について協議する場にするとしていた世界貿易機関(WTO)閣僚級会合は、オミクロン株が各地で確認されたことを受け、延期された。同会合は当初、11月30日~12月3日にスイス・ジュネーブで開催される予定だった。
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半導体大手の米マイクロン・テクノロジーと台湾の半導体ファウンドリであるユナイテッド・マイクロエレクトロニクス(UMC)は25日、知的財産を巡る相手方への訴訟をそれぞれ取り下げ、和解すると発表した。これに伴い、UMCはマイクロンに対して和解の一時金を支払う。金額は非公表。
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世界保健機関(WHO)と国連が支援する医薬品特許プール(MPP)は欧州時間23日、新型コロナウイルスに対する抗体の有無を血液検査で調べる技術に関するライセンス契約をスペイン国立研究評議会(CSIC)と結んだと発表した。同検査技術は、新型コロナウイルスへの感染やワクチン接種のいずれかで抗体ができたことを効果的にチェックすることができる。CSICは同技術に関連するすべての特許やノウハウなどをMPPに提供する。中低所得国は特許が失効するまでライセンスを無料で受けることができるという。
新型コロナ検査技術をめぐりMPPなどがライセンス契約を結ぶのは初めて。
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