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1月19日
1月24日(月)配信
先週(1月17日〜1月23日)は、経済安全保障の強化に向け、政府が特許の非公開化などを盛り込んだ関連法案の骨子をまとめたニュースなどが報じられた。
政府は19日、今国会で提出する経済安全保障推進法案の骨子をまとめた。特許出願の非公開化については、日本の「安全保障上極めて機微な発明」を対象に、流出を防ぐための措置として講ずるとした。
非公開化の対象となる発明の選定は、二段階審査体制で行う。一次審査は特許庁が行い、非公開の審査対象に該当するか否かなどを審査する。二次審査は新設する所管部署が行うが、その際、防衛省や特許庁をはじめとする関係省庁が協力する枠組みを想定している。外部の専門家などの協力も仰ぐ。
非公開の対象となった発明については、出願者に営業秘密として適正な管理措置を求め、違反行為については罰則を定めるべきとした。また、非公開となった発明については損失補償をする枠組みを設けるべきとした。
このほか、非公開の審査対象となる発明は、日本への第一国出願義務を定める必要があるとし、この義務に違反する場合についても罰則を定める必要があるとした。この場合も、パリ条約による優先権(12か月)が失われないよう、外国出願の禁止は日本での特許出願後、最大10か月で解除されるべきとした。
【参照ソース・ニュース】
ジャパンディスプレイ(JDI)は21日、液晶パネルの特許を巡って争っていた中国の液晶大手、天馬微電子と和解したと発表した。同社はパナソニック液晶ディスプレイ(PLD)とともに、2020年に米国で特許侵害を起こしていた。3社はクロスライセンス契約を結び、JDIとPLDは天馬からライセンス料を受け取る。3社はすべての訴訟を取り下げる。
【参照ソース・ニュース】
ロイター通信は19日、エリクソンがアップルに対し、5G関連技術の特許侵害について、新たに複数の訴訟を起こしたと報じた。両社は2015年に締結した期間7年のライセンス契約の更新を巡って交渉していたが不調に終わっており、これまでに互いを提訴し合っていた。
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