〜
1月19日
5月16日(月)配信
先の週(4月25日〜5月15日)は、経済安全保障推進法が参院で可決、成立したニュースなどが報じられた。
経済安全保障推進法が5月11日の参院本会議で、賛成多数で可決、成立した。同法には、軍事にかかわる機微技術など、公にすることで国や国民の安全を損なう可能性のある発明について、特許の出願を非公開化する制度などが盛り込まれている。非公開となった場合、出願者はそれによって生じた損失分の補償を国から受ける。一方、必要な届け出を行わなかったり、非公開となった発明の内容を漏洩したりした場合は、2年以下の懲役や100万円以下の罰金といった罰則が科せられる。
同法は2023年から段階的に施行され、特許の非公開化については、公布から2年以内に施行される。また、施行後3年を目途に検討を加え、必要な措置を講ずることがあるとしている。
【参照ソース・ニュース】
新型コロナウイルスワクチン特許の一時放棄を巡り米国と欧州連合(EU)、インド、南アフリカが非公式会合で議論した成果文書をWTO(世界貿易機関)事務局が5月3日にTRIPS(知的財産権と貿易に関連する)理事会に提出したことについて、日本製薬工業協会は11日、異議を唱える声明を出した。
製薬協は同声明で、ワクチンの生産不足は、途上国と先進国の製薬企業による前例のない協力によって解決されており、現在の課題はワクチンを必要とする人々にどう届けるかにあると主張。そのためにも「薬事行政、流通、医療従事者などのインフラ改善に議論を集中すべき」だとしている。
【参照ソース・ニュース】
こんな記事も読まれています