〜
1月19日
7月4日(月)配信
先週(6月27日〜7月2日)は、「氏名ブランド」の商標登録が可能になるよう、法改正も含めた検討を進める提言などを盛り込んだ報告書が特許庁によってとりまとめられたニュースなどが伝わった。
特許庁は6月30日、他人の氏名を含む商標の登録要件を緩和する方向で商標制度を見直す提言などを盛り込んだ報告書を公表した。4月から5回にわたって開催された有識者会議での意見をとりまとめたもので、商標に含まれる他人の氏名に周知性がなければ、原則的に登録を認める方向で商標法の改正も含めた検討を進める。
商標法4条1項8号の規定により、他人の氏名などを含む商標は、その人格的利益の保護のため、本人の承諾を得ているものを除いて商標登録を受けることができない。近年、同規定を根拠に有名ファッションブランドなどの商標登録が拒否される事例が相次いだことにより、こうしたブランドに関して商標としての保護に欠けるといった指摘がなされてきた。
【参照ソース・ニュース】
アマゾンジャパンと財務省関税局は6月30日、模倣品などの知的財産侵害物品の国内流入を防止するため、水際での取り締まりで協力関係を強化する覚書を締結したと発表した。両者は今後、協力関係の強化方法について検討を進めるほか、模倣品や関連業者に関する情報交換を進めていくとしている。
【参照ソース・ニュース】
米ハイテクベンチャーのアライブコーは現地時間6月27日、米国際貿易委員会(ITC)の行政法判事が、アップルが同社の特許を侵害したとの予備判断を下したと発表した。アライブコーは、腕時計型端末「Apple Watch(アップルウォッチ)」で提供されている心拍モニター技術が自社特許を侵害しているとしてアップルを訴えていた。最終判断は10月26日に下される予定で、アップルによる特許侵害が認められれば、該当するApple Watchの米国への輸入を禁じる限定排除命令が出される可能性がある。
【参照ソース・ニュース】
人気漫画の海賊版サイト「漫画村」に広告を出して広告料を支払っていた代理店2社に対し、著作権侵害のほう助に当たるとして原作の著者が損害賠償を求めた裁判の控訴審判決が6月29日に知財高裁であった。同判決では、請求通り2社に1100万円の賠償を命じた一審の東京地裁判決が支持され、広告代理店側の控訴を棄却した。各社が同日、報じた。
【参照ソース・ニュース】
こんな記事も読まれています