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2月16日
7月25日(月)配信
先週(7月18日〜7月24日)は、第一三共が、がん治療薬「エンハーツ」で使われている技術の特許を巡り米シージェンと争っている問題で、同社がシージェンの特許の無効を求めて米国特許商標庁(USPTO)に請求した「特許付与後レビュー(PGR)」が中止になったとのニュースなどが伝わった。
第一三共は7月19日、同社が米国特許商標庁(USPTO)に請求していた米シージェンの特許の有効性を審査する「特許付与後レビュー(PGR)」について、USPTOがシージェンの再審理請求を認め、同手続きを進めないことを決定したと発表した。同社は、USPTOがPGRを開始した後でシージェンの再審理請求を認めたことを不服とし、PGR手続きを完了するよう、今後あらゆる法的手段などを検討していくとしている。
第一三共は、同社のがん治療薬「エンハーツ」に使われる「抗体薬物複合体(ADC)」について、シージェンから2020年に米テキサス州東部地区連邦地裁で特許侵害訴訟を起こされ、2022年4月の陪審評決が特許侵害を認定。第一三共側も2020年12月にシージェンの特許が無効であるとして、USTPOにPGRを請求し、PGRの開始が決定していた。
なお、第一三共の7月20日付発表によると、テキサス州東部地区連邦地裁はこのほど、第一三共による特許侵害を認め、シージェンの損害額を4180万ドルとする判決を下した。同社は、判決後の申し立てを含め、あらゆる法的措置を検討していくとしている。
【参照ソース・ニュース】
ヤマハ発動機は7月19日、中国企業を相手に起こしていた知的財産権侵害訴訟で和解したことを発表した。同社は、マウンター(表面実装機)用フィーダーのコンピュータソフトウェア著作権と特許権が侵害されたとして、深圳市の東順貿易有限公司と東順電子有限公司に対し、製品の製造・販売の差し止めと損害賠償を求める訴訟を深圳市中京人民法院に起こしていた。被告企業は、ヤマハのマウンター用フィーダーの模倣品を製造・販売していたという。
このほど、被告企業らが侵害の事実を全面的に認め、模倣品の販売を停止した。
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