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1月26日
8月1日(月)配信
先週(7月25日〜7月31日)は、動画のコメント表示機能を巡り特許を侵害されたとしてドワンゴが米FC2などに提起していた訴訟の控訴審で、知財高裁が一審の東京地裁判決を覆し、ドワンゴの勝訴を認める判決を下したとのニュースなどが報じられた。
ドワンゴは7月29日、同社が持つ動画のコメント表示機能に関する特許を侵害されたとして、動画配信サービスを提供する米FC2などを相手に起こした特許権侵害訴訟の控訴審で、知財高裁が特許侵害を認める判決を下したと発表した。判決では、ドワンゴの請求を棄却した一審の東京地裁判決を覆し、FC2のコメント機能付き動画配信サービスである「FC2動画」「ひまわり動画」について同社が請求した1億円の損害賠償や、各サービスでのコメント表示用プログラムの譲渡などの差止め、抹消などを認めたという。同訴訟は2016年11月に東京地裁に提起されたもので、2018年9月に出された一審判決でドワンゴが敗訴していた。
今回の判決では、対象となったサービスについて、サーバの一部を海外に移転するなどして特許権侵害の責任を免れることを許容するのは「著しく正義に反する」として、形式的にすべての要素が日本の領域内で完結しないものでも、実質的、全体的にみて日本の領域内で行われたと評価し得るものならば日本の特許権の効力を及ぼし得ると判断して下されたという。
ドワンゴは、同判決について、「国外のサーバを利用して行われる特許権侵害行為に関して画期的な判断を下した」としている。
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KADOKAWAと集英社、小学館の出版3社は7月28日、漫画の海賊版サイト「漫画村」の元運営者に対し、約19億円の損害賠償を求めて東京地裁に共同で提訴した。コンピュータソフトウェア著作権協会が同日付で発表した。
漫画村を巡っては、2019年に元運営者ら4人が逮捕され、同年~2021年にかけての刑事裁判でいずれの被告も有罪判決が確定している。
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音楽教室のレッスンで講師や生徒らが楽曲を演奏する際に著作権使用料を日本音楽著作権協会(JASRAC)に支払う必要があるかが争われた裁判の上告審で、最高裁第1小法廷が9月29日に口頭弁論を開くことになった。音楽教室側とJASRAC側、双方の主張を聞く。
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