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11月24日
9月5日(月)配信
先週(8月29日〜9月4日)は、 海賊版サイトなどの被害を受けた著作権者らの被害回復をしやすくするため、請求できる損害賠償額の算定方法を見直す方向での著作権法改正を文化庁が提案しているとのニュースなどが伝わった。
文化庁は8月30日に開かれた文化審議会の小委員会で、著作権侵害を受けた権利者が侵害者に請求できる損害賠償額をより高額化できるよう賠償額の算定方法を見直す提案を行った。マンガなどの海賊版サイトによる被害が深刻化する中、侵害を受けた権利者らの被害回復をより実効的なものにする狙いがある。
具体的には、侵害者が得た利益のうち、著作権者らの販売能力を超えるとして賠償が否定される部分について、権利者が侵害者にライセンスしたとみなすことによって、ライセンス料相当額の損害賠償を請求できるよう、著作権法を改正することなどを提案している。31日付読売新聞によると、同委員会で、提案は大筋で了承されたという。文化庁では、次期通常国会に提出する著作権法改正案に同案を盛り込むことを視野に入れているという。
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文化庁は8月30日、インターネット上の海賊版による著作権侵害の相談窓口を開設したと発表した。海賊版サイトによる被害が拡大する中、同窓口で被害を受けた著作権者らによる権利行使を支援するとしている。
文化庁は6月に「インターネット上の海賊版による著作権侵害対策情報ポータルサイト」を公開したが、今回新たに設けた相談窓口は、同ポータルサイト内に設置。権利者は、同サイト内の相談受付フォームに相談を寄せる形となる。案件によっては、オンラインなども活用しながら弁護士との無料個別面談を行うケースも想定しているという。
相談窓口の運営には、文化庁から事業を受託した「弁護士知財ネット」が携わる。同組織は、日本弁護士連合会の支援の下に誕生した全国規模のネットワークで、1000人以上の弁護士が登録しているという。
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ソフトバンクグループ傘下で半導体設計を手がける英アームは8月31日、米半導体大手クアルコムと、クアルコム傘下の米ヌビアなどを自社とのライセンス契約違反と商標権侵害で米デラウェア州連邦地裁に提訴したと発表した。
ヌビアは半導体設計を手がけるスタートアップで、2021年、クアルコムから買収された。アームはヌビアとの間でもライセンス契約を結んでいたが、アームによると、買収後にクアルコムがアームの同意を得ずにヌビアのライセンスを移管しようとしたため、2022年3月にライセンスが終了。しかしその後も、クアルコムが終了したライセンスのもとで開発を継続したことで、アームのライセンス契約条項に違反したという。
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通信事業者からなるパテントプール「アバンシ」は8月25日、韓国の現代自動車と起亜自動車との間で、特許ライセンス契約を締結したと発表した。これにより2社は、アバンシに参加している50の通信事業者が保有する2G、3G、4Gの標準必須特許を自社のコネクテッドカーに利用できるようになるという。
アバンシによると、今回の契約により、45の自動車ブランドがアバンシと契約したことになるという。
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