〜
4月27日
2月6日(月)配信
先週(1月30日〜2月5日)は、先に成立した経済安全保障推進法に基づき、「特許非公開化」の対象範囲について、宇宙・サイバー空間の先端技術などが含まれるとの指針案を政府が示したとのニュースなどが伝わった。
2022年5月に成立した経済安全保障推進法に基づき、政府は2月3日、先端技術の特許を非公開化できる制度などに関する指針案を示した。複数のメディアが報じたところによると、特許を非公開化できる対象分野として、宇宙・サイバーの最新技術や、大量破壊兵器への転用が可能な核技術などが例示されたという。一方で、産業への影響も考慮に入れ、一律に非公開と指定することなく、個別に判断するとしている。
政府はこれらの指針を有識者会議にはかり、閣議決定を経た後、2024年春の運用開始を目指すという。
【参照ソース・ニュース】
日産自動車は1月30日、アライアンスを組むルノーグループとの間で続けている経営協議について、両社が互いに持ち合う株式の比率を15%ずつとすること、ルノーが立ち上げる電気自動車(EV)の新会社「アンペア」に日産が出資することなどで合意すると発表した。南米やインドなどの新興国で協業することなども盛り込まれた。
両社の交渉においては、EV新会社での知財の扱いなどを巡り、日産が新会社への出資に難色を示していたとされる。最終合意の内容については、6日に開かれる共同記者会見で発表される見通し。
【参照ソース・ニュース】
文化審議会の小委員会は1月30日、著作権侵害を受けた権利者が侵害者に請求できる損害賠償額をより高額化できるよう賠償額の算定方法を見直す提言などを盛り込んだ報告書をまとめた。具体的には、侵害者が得た利益のうち、著作権者らの販売能力を超えるとして賠償が否定される部分について、権利者が侵害者にライセンスしたとみなすことによって、ライセンス料相当額の損害賠償を請求できるよう、著作権法を改正することなどを提案している。この場合のライセンス料相当額については、侵害を前提に「懲罰的」な意味合いも込めて通常のライセンス料相当額に上乗せして請求できるようにすることも提言している。
報告書ではこのほか、権利者が不明の著作物について、分野を横断して一元的に権利処理する新たな窓口を創設することなども盛り込んだ。
文化庁は今後、通常国会に著作権法改正案を提出する方針。
【参照ソース・ニュース】
こんな記事も読まれています