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12月1日
4月3日(月)配信
先週(3月27日〜4月2日)は、中国に拠点を置く日本向けのアニメ海賊版サイトが日本側の要請で中国当局の摘発を受け、閉鎖したニュースなどが報じられた。
日本向けのアニメ海賊版サイトとして最大規模の「B9GOOD」を運営していたとして、中国在住の男女4人が中国公安当局の摘発を受け、サイトが閉鎖されていたことがわかった。コンテンツ海外流通促進機構(CODA1)の3月28日付発表によると、CODAによる刑事告発を受けて公安当局が動いたものだという。日本側の働きかけで中国拠点の海賊版サイトの運営者などが刑事摘発されたのは初めて。
B9GOODは日本のコンテンツが日本語表記されたサイトで、日本国内からのアクセスが約95%を占め、日本人向けアニメの海賊版サイトとして最大規模を誇示。CODAによると、2023年2月までの2年間で3億回以上の合計アクセス数を集め、多い月では1カ月あたり1581万のアクセスがあったという。公安当局は、サイト運営者の男がこれまでに600万~700万元(約1.2億~1.4億円)の収入を得ていたとみて裏付け捜査を進めているという。
CODAは2016年10月から現在まで、約1万回の削除要請を行ってきた。今回、刑事摘発に至ったのは、2021年から経済産業省の支援でスタートしたプログラムの成果によるものだとしている。同プログラムでエシカルハッカーなどのサイバーセキュリティ専門家や国際法律事務所などと連携し、デジタルフォレンジック調査やオープン・ソース・インテリジェンス調査を行い、そこで得た情報が運営者の特定につながったという。
CODAに対し、刑事事件化を要請したのは、アニプレックス、テレビ東京、東映アニメーション、東宝、日本放送協会(NHK)、バンダイナムコフィルムワークスの6社。
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100円ショップ「ダイソー」を運営する大創産業は3月28日、同社と社員が商標法違反の疑いで横浜地方検察庁に書類送検された件で、不起訴処分となったと発表した。同社は3日、イタリアの高級ブランド「FENDI(フェンディ)」のデザインに酷似した布を「はぎれ」としてダイソー店舗で販売したことが商標法違反にあたるとして、法人としての同社と仕入れ担当の社員が書類送検されたと発表していた。
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カプコンとコロプラは3月31日、互いに特許クロスライセンス契約を締結したと発表した。双方が保有するゲーム開発にかかわる特許権を包括的に相互許諾するもので、従来結んでいたクロスライセンス契約よりも広範にわたる契約とすることで、それそれのゲーム開発の自由度をさらに向上させるものだという。
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営業秘密を他社に漏らしたとして不正競争防止法違反罪に問われ、無罪が確定していた愛知製鋼の元専務と元社員の2人が、同社社長らを虚偽告訴容疑で刑事告訴していた件で、名古屋地方検察庁は3月29日、社長らを不起訴とした。各メディアが同日付で伝えた。報道によると、元専務らは検察審査会に審査を申し立てる考えだという。
元専務ら2人は 磁気センサーの製造に必要な装置の技術情報を取引先企業の社員に漏らしたとして、不正競争防止法違反の罪に問われていたが、2022年3月の名古屋地裁判決で無罪判決を言い渡され、その後無罪が確定。2人は同年5月、うその告訴をされたとして同社社長らを名古屋地検に刑事告訴した。
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共同通信は4月1日付で、福岡県などで親しまれている銘菓「チロリアン」の商標権を侵害されたとして権利を持つ「千鳥饅頭総本舗」(福岡市)が、同じ商品名で販売してきた「千鳥屋本家」(福岡県飯塚市)を訴え、大阪地裁で和解が成立していたと報じた。和解は昨年12月27日付。記事によると、千鳥屋本家が商品名を変更し、解決金5000万円を支払う和解内容だったという。
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